第6回特別事業落合恵子さん講演会

第6回特別事業落合恵子さん講演会

2月26日(日)アカデミーホールにおいて、千葉県西部地区父母会の4年に一度の特別事業として、落合恵子さんをお招きし講演会を開催いたしました。同地区から約90名、全国の父母会から約150名、合計約240名の父母会員の方々にお申込みいただきました。また連合父母会にご後援いただき、ご来場いただけない父母会員の皆様向けにオンライン配信も行いました。約150名の方々もオンライン視聴してくださり、総勢約400名の方が明治大学のOGである落合さんの講演に耳を傾けました。

「自立と共存・・・『助けて』と言える社会へ」と題した講演で、落合さんは、差別社会について語られました。その中で、落合さんのお生まれになったときのエピソードを話されました。お母様は未婚のまま落合さんを身ごもり、当時の世の中では陰口を言われても仕方のない状況の中、お母様はお腹の中の落合さんに話しかけたそうです。
「はやくおいで。お母さんと一緒に、別々の人生を歩んでいこう。皆からうしろ指をさされることもあるかもしれない。でもそんな社会がいけないのだから」
父親のいない子どもが「差別」を受けた時には、声をあげなさい。その子が悪いわけではく、差別する社会がいけないのだから、と熱く語られました。
そして、幸福かどうかは他人が決める事ではなく、「自分が自分の幸福をつくるべきである」とも語られ、社会が決めた基準に流されてしまいがちの自分には、目が覚めるようなお話でした。

また落合さんが大切にしている言葉をご紹介頂きました。
「わたしの後ろを歩かないでください。
 わたしはあなたを、リードすることができないでしょうから。
 わたしの前を歩かないでください。
 わたしはあなたに、従うことはできないでしょうから。
 わたしのすぐ隣を歩いてください。そして友だちでいてください。」
人は前後、上下もなく同等に生きていく、それが当たり前の世界であることを強く感じ、間違った判断があった場合はしっかり声をあげて、「おかしい」と言える「強い人」になるべきである。また社会全体がそのような声に耳を傾ける世の中になってほしいとも語られました。
落合さんの語りはパワフルであり、心を揺り動かされる言葉がたくさん詰まった講演でした。講演時間の1時間が短く感じられる、とても素晴らしい時間となりました。

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講演終了後、落合さんに父母会から花束を差し上げたところ、来場されている最高齢の方に花束をプレゼントされるというサプライズがありました。会場が温かい拍手に包まれました。

颯爽と壇上を降り花束をプレゼントされる落合さん

会場ホール前にて落合さんの書籍を販売させていただいたところ、大好評で完売となりました。
また講演会後書籍購入の方限定でサイン会も開催し、長蛇の列となりました。気軽に話しかけ握手をしてくださる落合さんのお人柄に触れることができたサイン会となりました。

無事に特別事業を終えることができ、ご参加くださった父母会員の皆様に概ねご満足頂けたようですので、開催して本当によかったと思っております。落合恵子さん、連合父母会、そして、準備段階からご協力いただきました、父母会連携事務室、講堂事務室、オンライン配信担当の皆様に、心から感謝申し上げます。

なお、当日行いましたアンケートの在籍学部選択に「法学部」が抜けておりました。大変失礼いたしました。

レポート: 友成(1年)