【茨城県】 <新入生歓迎イベント> 生田キャンパス見学会&黒川農場研修会・のご報告

【茨城県】 <新入生歓迎イベント> 生田キャンパス見学会&黒川農場研修会・のご報告

5月19日(土)明治大学 生田キャンパスと黒川農場において、新入生歓迎イベントのバスツアーを開催しました。


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<就職に強い明治大学・修飾に強い茨城県父母会>

今回は新入学のお祝いと、これからもヨロシクお願いします、という意味を込めて1・2年生のご父母向けに開催案内のハガキを送付。

同時に1か月前の4月中旬からも、一般父母宛に大学のホームページによる開催内容をアップしました。

茨城県の県北、県央、県南と、3か所にバスの乗降場を設け、皆さんが参加しやすいように工夫を凝らしてみた行程。

生田キャンパスで学食での昼食、登戸研究所資料館とキャンパス内の見学、付属施設の黒川農場を研修・見学するというルートで一日コースを計画。

生き帰りのバス内で和気あいあいと現役員との懇親を深め、1・2年生のご父母から役員へのエントリー者が出てくれることもついでに期待した、このシーズンに主催するのは初めてのイベントです。
 

さて、先ずはイベントの告知です。

今年度の1・2年生の世帯数合計は268。

この全世帯に案内ハガキを送付した返信ハガキと、ホームページからの申し込みが5件あり、結果参加者数は24名でした。

返信のハガキを受け取った総数がなんと129通。参加の可否で、半数もの返信ハガキが届くとは茨城県の父母会の皆さんの意識の高さがうかがわれます。

24名の一般参加者と、引率役の役員を含めた総勢28名でのツアーとなりました。

定員28名の中型バスにピタリと着座した参加者の皆さんは、一様に元気ハツラツ!


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<かつてはブルートレイン、今はブルーライナー>

5月19日(土)の早朝は、時より強い雨が降ったりやんだりの不安定な天候にも関わらず、予定通り3か所の乗降場所を経由して常磐道へ。

予想されていた渋滞もなく、スムースに首都高を経由して東名高速へ。さらに何のストレスもなく東名川崎ICで一般道へ合流。

やがて車窓から左手に生田キャンパスが見えて「明治大学」のロゴを確認すると、ご父母の皆さんからから「おおっ!」と歓声が!

高台にそびえ立つ要塞のようにも見えると、感慨深く見入っておられました。

理工学部や農学部のご父母が多い中、文系のご父母も実は半数ぐらいおられて、学部に関係なく明治はひとつ、の片鱗がここでも。

あれよあれよで、なんと予定より15分早い10:45分ごろに生田キャンパスに到着。

到着後は思い思いのスタイルで、学食がある食堂館スクエア21に散開。

「お食事代」として皆さんにワンコイン¥500を支給。

少し早い11:00過ぎにコスパ満点のランチに舌鼓を打ち、初めての方々との会話も弾みながらのランチタイム。

まさに遠足気分の真骨頂、お昼のランチがおいしいのが何よりです。しかもワンコインでボリューム満点!言うことなし!!

皆さん、食後は時間までキャンパス内を散策、12:00より始まる「明治大学平和教育登戸研究所資料館」の研修までまったりと過ごします。
 

12:00に登戸研究所資料館玄関に向かうと、スタッフの塚本さんがお出迎え。


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<平和への祈念、みなさんで分かち合い>

そもそも、生田キャンパスが位置するこの敷地は、かつて昭和十年代半ばは旧陸軍の軍事施設だったところ、しかもかなり特殊性のある施設。

戦争の悲惨さを後世に伝える記念館は数々あれど、この登戸研究所あらゆる面で日本随一の資料館といえましょう。

なぜなら、諜報戦という決して足跡を残してはいけない秘匿が原則の軍事行動における、秘密戦で活用された様々な遺跡が現存する数少ない資料館だったのだと受講。
 

農学部棟エリアの片隅に現存するのこの登戸資料館。

農学という平穏なカテゴリーエリアとは裏腹に、人間を殺戮するうえで人道上最も卑劣な手段を開発していた日本の歴史の暗部を垣間見れる貴重な資料館が、明治大学のキャンパス内に現存するという事実と、それを教訓に歴史教育・平和教育・科学教育の発信地としてこの登戸資料館を戦争遺跡として保存・活用する明治大の姿勢に、一同、改めて感心したのと、第二の母校を誇りに思うのでした。

ちなみに、この陸軍の施設であった登戸研究所が「諜報活動としての秘密兵器の拠点」とするならば、明治大の中野キャンパスはかつて「陸軍中野学校」の跡地だったとのこと。つまりスパイ養成所。

最高の技術に最高の人材育成という因果関係は、時代変わって明治大学は、これを恒久平和の象徴として「個を強くすする大学」と変換しています。(会長の勝手な解釈ですので悪しからず)

「明大生には007のように、たった一人でも縦横無尽に活躍できる人材に育ってほしい」と願うのでした。(これも会長の勝手な独り言)
 

その後、キャンパス内ある「植村 直己のモニュメント」、「旧陸軍の消火栓」、「動物慰霊碑」、「弥心神社」などを見学し、緑豊かな多摩丘陵の高台に位置する広大な生田キャンパスを堪能しました。

所定の見学コースを見終わると丁度時間も14:00。次の見学地である黒川農場に向かいます。


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<生田キャンパスは見どころ多数!>

明治大学の付属施設である黒川農場は、生田キャンパスからバスでおおよそ30分の所にある、「体験型実習教育並びに、研究活動に対応出来る多目的な都市農場を実現するための、未来型アグリエコファーム」をコンセプトに、2012年から「種蒔きから収穫まで」、「都市と里山」という2つのキーワードを軸とし、体験と実践を基本としたユニークな実習教育を行っている施設です。
 

到着すると、農学部の玉木教授が自らお出迎えしてくださいました。

建設資材に神奈川県産の木材をふんだんに使用しているという建物内は、かぐわしい木材の芳香で癒されます。

早速、講義室で玉木教授から黒川農場の概要と、明治大学農学部の取り組みを説明していただきました。

その後、施設内の温室や実習圃場、ペレット生産場などを見学させていただき、

ミニトマトやサラダホウレンソウ、その他1、2品の詰合せアソートセットを、ありえないワンパック500円!で即売していただきました。
 

玉木教授曰く、「里山には圃場とは異なる教育力があり、黒川農場には、里山を構成する雑木林、草地、小川、ビオトープ、造成法面や、隣接して水田と水路があるので、これらを活かして、人の手と自然の力のつりあいで出来ている二次的な自然を現場で理解し、将来の日本の生物多様性のあり方を見出すための実習や、動植物の自然観察を通して自然の成り立ちを知り、林を伐採して若返らせ、下刈、落ち葉掻きなどの伝統的管理と、植生管理計画の立案とモニタリング、産物をエネルギーや肥料として活用するための経営計画を学ぶ機会として、もっと明治大学の学生に利用してもらいたい」と仰っていました。

そうですよね、例えば法学部や理工学部の学生などが、体験学習としてこの黒川農場を積極的に活用するプログラムがあれば、これぞ「個を強くする大学・明治大学」の真骨頂になるのではないでしょうか。

残念ながら、かつては実施されていた文系学生の黒川農場での体験プログラムも、予算の関係で現在は実施されていないとのこと。

都市型大学で農学部を持つ明治大学の、最大の強みと言えるこの黒川農場を、大学の総力を挙げて再構築する必要があると感じました。(これも会長の個人的な感想ですが・・・)


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<最先端の農業実習施設に一同感激!>

さてさて、あっという間に時計の針は16:00手前で、帰路出発の時間となってしまいました。

実は引率の現役役員さん、農場内を見学している際に、誰彼となくお声がけし、「一緒に役員やりませんか!楽しいですよ~!!」と熱心に勧誘活動。

今日一日朝から一緒に行動を共にしていて、すでに顔も名前も一致している仲間同士。

役員やりませんかと尋ねられて、多少の不安はありつつも心既に打ち解けあった者同士、

役員の皆さんも盛り上げ上手で、なんと、即決で4名の方が役員を請け負ってくださいました。感謝!

新役員の皆さん、今年度より茨城県父母会をどうぞよろしくお願いいたします。


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<新年度も茨城県父母会をヨロシク!>

最後に、連携事務室の皆さん、生田キャンパス登戸資料館の皆さん、そして黒川農場の関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

参加者の皆さん、「来てよかった!」「参加してよかった!」「生田キャンパス、初めて見て感激した!」「黒川農場スゴスギ!」などなど、

感謝感激雨霰の感想をいただけたのは、大学関係者の皆さんのおもてなしのたまものです。
 

また、往復の行程を安全運転で運行してくださった昭和観光のスタッフの皆さん、ありがとうございました。

そして、朝早くから参加してくださいました一般参加者の皆さま、本当にありがとうございました。
また、何かの機会にご一緒しましょうね。
 

会長として最後のコメントです。

「これをご覧になっている父母会関係者の皆様へ。せっかくご縁ができたのです。いろいろな場面を通してお互いの感性を高め合いませんか?

キャンパスライフは子供たちだけの特権にしないで、私たちがもう一度学生気分を味わってみる機会にするのも在りかもデス。

私たちが一生懸命収めてる学費、もったいないから私たちも一緒に楽しんじゃいましょうよ。明治大は太っ腹で、学費2名分は請求してこないですよ!」
 

次は茨城県父母会の一大イベント、父母会総会を開催します。6月9日(土)つくば国際会議場です。

その際、役員改選で私の会長任期が終わる予定です。

任期中は、本当に皆さんにはお世話になり、ありがとうございました。

今回の生田キャンパスツアーが締め括りの良い思い出となって、感慨もひとしおです。
 

最後になりましたが、茨城県父母会役員の皆さま、準備や当日の運営等々何かとお世話さまでした。

皆さんありがとう!そしてごきげんよう!!

茨城県父母会
会長 小薗江 利之