【神奈川県東部地区】明治大学応援団 定期演奏会・紫紺の集い 鑑賞報告
年の瀬の慌ただしさと喧騒の中、恒例の明治大学応援団主催の定期演奏会・紫紺の集いを観ようと、多くの来場者が江戸川区総合文化センターに集いました。
普段の応援団は、野球・ラグビー・駅伝などの試合を大いに盛り上げ、士気を鼓舞し、選手を励まし、観客の目を愉しませるのが本分です。いわば黒子であり、脇役であり、縁の下の力持ちです。しかし今日だけは自分たちが主役、日頃鍛えた技量を遺憾なく発揮する年に一度の晴れ舞台です。主役たちの熱気が否応なしに観客に伝播し、開演前から観客席はざわめいていました。
17:00に開演。第1部は吹奏楽のメドレーで幕が開く。「千と千尋の神隠し」やマイケル・ジャクソンのメドレーなど屈指の名曲が続き、観客席を大いに沸かせます。第2部はチアリーディングステージ。激しい群舞の中でも笑みを絶やさない表情、天井に届かんばかりの3段スタンツ(組体操)、どれも一見こともなげに行うのですが、日頃の鍛錬なくばできない見事な動きです。 そして第3部はドリルステージ。「アナと雪の女王」や「サンタが町にやってくる」などおなじみの曲を演奏しながら、隊列を間断なく変化させていく精妙な動きに思わず息を飲みました。
紫紺の集いは明治大学校歌から始まり、間に団員紹介を挟みながら「紫紺の歌」、「勇者明治」などの応援歌メドレーが続きます。最後のチャンスパターン・メドレーが鳴り響く頃には観客席は総立ちとなり、紫紺タオルを腕も折れよと振り回します。会場は神宮球場や秩父宮ラグビー場にいるかのような熱気に包まれ、最後は万雷の拍手の内に3時間半に渡るステージは幕を閉じました。どの人も満ち足りた表情ですが、中には感極まったかしきりに目頭を押さえている父母の方もいらっしゃいました。
応援団の皆さん、感動あり笑いあり涙ありの舞台をありがとうございました。今年の皆さんの活躍に感謝するとともに、来年度のますますのご活躍を祈念いたします。