MSP観劇後記 ~とっても「お気に召」しました~ 第2弾
前回掲載した本番前の訪問記では、制作部の皆さんの活動を中心にお伝えしました。
第2弾では『コラプターズ』『衣装部』『舞台美術部』の皆さんの活動をお伝えします。
『コラプターズ』は舞台上で見ることはありませんが、この部署なくして幕はあがりません。
簡単に言うと「翻訳し台詞化していく」部署ですが、挑む相手はシェイクスピア。実にたくさんの長い長い台詞と向き合います。更にMSPでは2時間にまとめることが求められ、8月の稽古開始までに完成させなければなりません。他部署よりも早い2月から活動が始まります。
演出家からそれぞれのキャラクターイメージを受け取り、物語のストーリー性を崩さず、学生が演じやすく、お客様にもわかりやすい馴染みある口調に仕上げるために、リモート会議を何度も重ねて作り上げます。
「お気に召すまま」は喜劇の代表作です。笑いをとることはとても難しいといわれていますが、芸人さんではない明大生が笑いを誘う台詞に翻訳している…我が子と肩を並べる仲間が学業と並行して作業していると思うとそのすごさに驚きを隠せません。
実際に公演中、客席のあちこちから爆笑、微笑を誘った今回の舞台。コラプターズさんの皆様、大成功です!
前回の訪問記では、公演前に公開NGであった写真や絵コンテも、今回ご紹介します。
すばらしい絵コンテですね。
『衣装部』ではストーリーにあった絵コンテを書き、そしてキャストの皆さんの1人1人に合わせた衣装を作り上げます。
公演をご覧になった方は、あの素早い舞台転換を覚えていらっしゃるでしょうか?
この絵コンテそのものの舞台転換をご覧になったと思います。
『舞台美術部』の皆さんが大道具、小道具も製作します。
小道具は、「そんな細かいところまでこだわって作られてるの!」と感心する出来栄えでした。
様々な部署で多くの才能が垣間見え、来年のことがすでに気になってしまいます。
第3弾では観劇後に改めて凄さを知る「舞台上」の皆さんの活動をお伝えします。