【神奈川県東部父母会】第3回明治大学連合父母会文学賞受賞式のご報告(2-20)

 2012年2月20日(月)18時より、明治大学駿河台キャンパス紫紺館において、第3回連合父母会 文学賞表彰式が行われました。

 

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 第3回となるこの賞は、第一部門倉橋由美子文芸賞(小説・ノンフィクション)・第二部門 阿久悠作詞賞(演歌・ロック・ポップスなど、あらゆる音楽ジャンルの歌詞)の二部門に分か れて在学生から学部を問わず広く作品を募集しており、各界の著名人による厳正なる審査が 行われました。

 今回も第一部門に25編、第二部門に110編と多数の応募があり、合わせて7編が入賞いたし ました。

 倉橋由美子文芸賞大賞に輝いた作品は、青土社発行の雑誌『ユリイカ』3月号に掲載される 予定です。

 

 丹澤正彦連合父母会会長の挨拶から始まった表彰式は、連合父母会文学賞運営委員長 の林義勝文学部長より賞の説明があった後、納谷廣美学長より賞状と副賞、記念品が受 賞者に手渡され、その後講評が行われました。

 

 

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  第一部門 倉橋由美子文芸賞では、髙山宏国際日本学部教授より「今回は3回目ということ もあり、作品の完成度が大変高く審査が難しかった。前回までは褒めてばかりいたが、今回 は厳しい評価もしますと前置きされ、大賞を受賞した『魔法使いの庭』は、就活生活の中に人間の実存や神話(オルフェ)的な 内容が表現されている。絶望の中でサーカスや庭を見て癒されるという手法を知らずに描写 出来ていることが素晴らしい。  佳作に入賞した『コントロール』は無駄がない書き方、もう少し羽目を外したほうが良い。 同じく佳作入賞作の『欲望買います』はウィッティで頭の良い小説。」と講評を頂きました。

 

 第二部門 阿久悠作詞賞では作詞家 阿木燿子氏の講評を林委員長より代読されました。 「今回は自分自身を見つめるインナートリップの作品が多かった。詩として良い物が たくさんあったが、作詞はメロディを乗せることも考えて言葉を選ぶ必要がある。 一番と二番の字数を合わせることも大事。一字一句を丁寧に扱うのがプロ、詩も重要 だがメロディが重なって一つの作品になる。散文詩と作詞の区別をつけることが大切である。」 と、ご講評とともに課題を頂きました。

 

 

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 その後、記念撮影を行い、懇親会が開かれました。 当日は、平日の夕方にもかかわらず、多くの方にお越しいただきました。受賞者の家族を 交えた、なごやかな歓談風景が見られ、おかげで会も大盛況のうちに閉幕しました。皆様には心より感謝申し上げます。

 最後に、この賞をひとつの自己実現の目標にして行動していることが、我々父母会にとって 大変嬉しいことと思いました。

以上

 

当日のプログラムはこちら(PDF/73.6KB)