ラグビー関東大学対抗戦 明治vs早稲田応援会報告
埼玉県西部地区父母会では12月1日(日)に国立競技場で行われたラグビー関東大学対抗戦 明治vs早稲田の観戦応援会を開催し、申し込みされた皆さんと役員、総勢55名で応援しました。
今年は100回目の記念すべき「伝統の一戦」です。両校とも大学ラグビーの頂点にとどまらず、これまでに多数の日本代表選手を輩出するなど、まさに日本のラグビー界を牽引してきた存在です。
しかし両校のプレースタイルは全く異なります。明治が強くて大きい「重戦車」フォワードを中心に「前へ」、一方の早稲田は、フィールドを広く使った鮮やかなパス回しを持ち味とする「展開ラグビー」・・・個性が全く違う両校の激突は両校の関係者のみならず、日本中のラグビーファンの人気を集めています。
これまでの対戦成績は明治が42勝、早稲田が55勝、2引き分けと、やや早稲田がリードしています。
今シーズンの明治は無傷の5連勝と好調でしたが、6戦目で対抗戦4連覇を目指す帝京に敗れ、優勝するためには6戦全勝でトップを走る早稲田に8点差以上で勝つことが必要でした。
今年の伝統の一戦は、4年ぶり19回目の優勝を目指す明治と、6年ぶり24回目の優勝を目指す早稲田との覇権をかけた大一番となりました。
午後2時に始まった試合は、100回目に相応しい熱戦となりました。
明治は開始直後から早稲田陣内に前進して何度もチャンスを作りますが、一方の早稲田も粘り強いディフェンスで得点を許しません。明治の攻撃をしのいだ早稲田は13分、逆襲から先制トライを奪います【明治0―5早稲田】。
明治もすぐに反撃し16分、モールを押し込んで同点のトライ【明治5-5早稲田】、27分にもラインアウトからモールを押し込んでトライを奪い、逆転に成功します【明治10-5早稲田】。
リードを許した早稲田は40分、スクラムから展開して右中間に同点のトライ、ゴールキックが成功したところで前半終了となりました【明治10-12早稲田】。
ハーフタイムには両校のチアリーダーによる華やかな演技が披露されました。
後半も、両校の激しい攻防が続きます。
10分、明治が連続攻撃から中央にトライ。ゴールキックも決まり再び逆転に成功すると【明治17-12早稲田】、早稲田も16分、ラインアウトからモールを押し込んでトライを奪い、同点に追いつきます【明治17-17早稲田】。
攻め続ける早稲田は20分、相手陣へのキックから展開して明治ディフェンスを引きずりながらトライ。ゴールキックも成功して再びリードを奪うと【明治17-24早稲田】、さらに33分、正面約30メートルのペナルティゴールを決め、ついに1トライ1ゴールで追いつけない点差に明治を突き放します【明治17-27早稲田】。
しかし「伝統の一戦」はこのままでは終わりません。
37分、明治はラインアウトからモールを押し込んでトライ。ゴールキックも成功して1トライで逆転となる3点差まで詰め寄ります【明治24-27早稲田】。
明治はなおも猛攻を繰り返しますが、最後は左ライン際のアタックを早稲田ディフェンスが3人がかりのタックルでタッチライン外にはじき出し、そこでノーサイド(試合終了)のホイッスルが響きました。
逆転トライまでは、わずか2メートルあまり・・・両校の選手たちには4万人を超える観客から、大きな拍手が送られました。
見応えのある、本当に素晴らしい一戦でした。
この結果、今季の関東大学対抗戦Aグループはすべての日程を終わって7戦全勝の早稲田が優勝、帝京が6勝1敗で2位、明治は5勝2敗で3位となりました。4位の慶応と5位の青山学院を含む上位5校は、すでに始まっている全国大学ラグビー選手権大会に出場し、「大学日本一」をめざします。
埼玉県西部地区父母会ではラグビー以外にも多くのスポーツ観戦応援会を一年を通じて開催しています。
熱い試合を熱い応援で!
皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
作成 : 赤田由美子 運営委員