【埼玉県西部地区父母会】第31回関東グライダー競技会応援報告(12/20・12/26)
2015年12月21日から27日にかけて第31回関東学生グライダー競技会があり明治大学航空部も出場すると聞き、父母会役員としてはぜひとも応援せねばと、12月20日と26日に熊谷の妻沼まで行ってまいりました。
今大会に出場した選手は、農学部四年生の和田のどかさんと理工学部四年生の鈴木貴大君です。二人とも試合中にもかかわらず、私の質問に丁寧に答えてくれました。
明治大学体育会航空部は創部が昭和5年と大変歴史のある部で、関東の大学で唯一、専用の滑空場(春日部市)を持っています。所有する機体は複座機二機と単座機二機の合計四機で、今回の試合にはエラン/グラザー・ディルクス式DG101Gエラン型という単座機で出場していました。
グライダーはエンジンのない飛行機です。上空へは、飛行機で引っ張って一緒に上がっていく飛行機曳航という方法と、大きな糸巻き(ドラム)のような機械で索(ワイヤー)を巻き取って凧揚げの要領で上がるウィンチ曳航という方法があります。500mほどの高度まで上がると索を機体から切り離し、滑空を始めます。グライダーは少しずつ高度を下げながら前に進みます(1mにつき約30m前進)が、そのままでは紙飛行機のようにいずれ地面に着いてしまいます。しかし、パイロットが機体を操ってコースを変えながら途中で上昇気流を見つけることにより、高度を回復しさらに高く上がり、移動し、遠くへ飛んでいくことができます。大会では1周24kmの三角コースをいかに早く回ってくるかを競っていました。
私が応援に行った20日は技量検定の日でしたが、曇り空のため上昇気流が見つからず、どの大学もすぐに降りてきていました。26日は晴れてはいたのですが、点数に結びつくフライトは難しかったようです。そして、慣れない妻沼の空での競技はもっと大変だったと思いますが、両選手とも堂々としていてとても頼もしかったです。
今回は全国大会に進むことができませんでしたが、明治大学体育会航空部の今後の活躍を期待したいです。和田さんと鈴木君、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
2年:栗山