東京六大学対抗グライダー競技会応援会報告

東京六大学対抗グライダー競技会応援会報告

9/3(土)に第25回東京六大学対抗グライダー競技会の応援に行ってきました。
グライダー競技会とは、利根川上空で指定された周回コースを飛行し、飛行距離と飛行時間、安全性などで得点を競う競技です。
明治大学航空部は当地区の春日部を拠点として活動している縁があり、今回応援に行くことになりました。

最寄りの熊谷駅から30分ほどバスに乗りさらに歩いた利根川河川敷に滑空場があります。
山々が広がる景色と草いきれと秋を感じる風に吹かれて清々しい気持ちで到着しました。
学生たちがとても親切にグライダーの飛ぶ仕組みや競技の説明をしてくれてベンチも出してくれました。

「しゅっぱーつ!」の合図とともに機体がウインチ曳航であっという間に大空に翔び出す姿には感動します。
それから上昇気流に乗って風を捕まえて飛び、GPSで管制塔が位置をチェックしていきます。規定で4機まで空に同時に飛ぶことができます。
当日は曇りで上昇気流が低いため高くは上がれないと説明を受けましたが、私たち観ている側には晴天よりも過ごしやすい気候でした。
明治大学の小林・茂手木両パイロットたちは上昇気流が低い中で粘りのフライトを見せてくれました。

パイロットは体重が軽いほうが有利だそうで、男女問わず同じ舞台で戦えるジェンダーフリーな競技であり、燃料を使わないエコな競技でもあります。
機体は雲の中に消えたり現れたりと、目視で探すのは難しかったですが、静かに自由に飛んでいるグライダーはまるで鳥のようで観ていてとても気持ち良かったです。
バランスを保ちながらぐんぐん下降して着陸するまで、何度観てもワクワクして競技会の最後のフライトまでがあっという間でした。

競技終了後には機体の中も見せてくれてメカニックの説明も受けました。参加者の中には魅力にハマって翌日また足を運んだ人もいました。
とても有意義で楽しい応援会でした。当地区では今後も航空部の活躍を応援していきたいと思います。