【栃木県】第15回明治大学シェイクスピアプロジェクト『ヴェニスの商人』
平成30年11月9,10,11日の3日間にわたり、第15回明治大学シェイクスピアプロジェクト『ヴェニスの商人』が、明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモンにて開催されました。
父母会広報企画部 吉岡美恵さんのシェイクスピアレポート
All the world’s a stage, And all the men and women merely players
―すべてこの世は舞台、男も女もすべて役者に過ぎないー
第15回明治大学シェイクスピアプロジェクト『ヴェニスの商人』を観てきました。「本当に面白かった!」2時間40分があっという間でした。
原文は現代的な表現でわかりやすく翻訳されており、物語に入り込むのに時間はかかりませんでした。
学生たちの熱のこもった演技にみるみる引き込まれ、目が離せず、コミカルなやりとりに笑い、無慈悲な言動に憤り…。特に終盤の法廷のシーンは圧巻で、胸が熱くなりました。
学生演劇とは思えない、本格的な舞台です。こんなクオリティの高いお芝居が無料で見られるとは、なんて贅沢!
このプロジェクト、企画から演出・美術・映像・衣装・音響・照明・制作・翻訳に至るまで、全て学生たちで行っています。聞くところによると、去年の冬から活動を始め、夏休みも返上で練習を重ねたそうです。
『演劇が好き』その純粋で熱い思いがすごく伝わってきて、心を揺さぶられました。素晴らしい舞台に感動し、力をもらいました。
まだ観たことのない方は、一度行ってみてはいかがでしょうか。
大人になり忘れかけていた、純粋に何かに夢中になっていた頃の情熱を、学生たちが思い出させてくれますよ。