第100回箱根駅伝予選会応援会報告
寒さで身が縮こまる朝、眠気をこらえ、最寄り駅から始発電車に乗り向かったのは、東京立川。
JR青梅線の西立川駅を降り、はやる心をおさえながら開門直後の昭和記念公園西立川ゲートに向かうと、すでに数多くの紫紺の「のぼり旗」。
栃木県父母会の会員も、家から約三時間の道のりを三々五々集合し、今日だけ特別に開園前に発券される団体仮入場チケットを受け取り、いざ、スタート地点のある、陸上自衛隊立川駐屯地グラウンドに向かいます。
いつもは、都会の喧騒を忘れさせてくれる自然豊かな憩いの公園も、ボートハウスを横目に水鳥の池を通り抜け、玉川上水にかかる橋を渡り、通用門をくぐり、スタート地点に近づくにつれ、形容しがたい「人いきれ」が体をつつみます。
『今日だけは負けられない』特別なレースであることが、参加57大学の応援団の熱量からも伝わって来ます。
異様な熱気に包まれる中、レースは予定通り9:35の号砲とともにスタート。
各大学のランナーたちは、陸上自衛隊立川駐屯地グラウンドを3周し、立川市内のコースめぐり、砂川口から再び国営昭和記念公園に入り、みんなの原っぱにあるゴールを目指します。
箱根駅伝予選会は、参加各校上位10名のランナーの合計タイムにより本選出場が決まるため、刻々と順位が入れ替わる展開に、期待と不安が入り交じります。
インターネットで状況を確認しようにも、通信が輻輳し、まったくスマートフォン通じないため、気が気ではありません。
スタートから一時間過ぎ、ハーフマラソンを走り終えた選手たちが、続々とゴールします。
遠目では、紫紺のランナーたちが上位に入っていることが何となく分かりますが、正式な順位が出るまでは、安心できません。
スタートから約二時間後、いよいよ結果発表の時を迎えます。
「第2位 明治大学 10:34:38」
会場全体に響き渡るアナウンスの声に、紫紺の大応援団に広がる安堵感―。
明治大学競走部のみなさん、おめでとうございます!
今年惜しくも本選出場を逃した第14位の大学の予選会合計タイムは、1:39:50でした。
これは、昨年の予選会で1位となった大学の合計タイム1:40:39を上回るもので、参加各大学とも相当量の練習を重ねてきたことが分かります。
今年の高レベルな予選会を突破した明治大学を含む13大学は、第100回箱根駅伝本選のシード校を脅かす存在になることは、間違いありません。
年明け1月2日・3日の箱根駅伝本選への更なる期待と熱気を感じながら、予選会の会場をあとにしました。
第100回箱根駅伝本選も 頑張れ明治! やっぱり明治がNO.1!