マンドリン鑑賞会のご報告

マンドリン鑑賞会のご報告

2022年5月15日(日)、「明治大学アカデミーホール」にて東京都父母会連絡協議会(東京都5地区父母会の共同開催)による明治大学マンドリン倶楽部による「マンドリン鑑賞会」が行われました。
コロナ禍で2019年5月28日以来、実に3年ぶりの開催です。北部地区では、ほぼ毎月運営会議を行っていて、4月の運営委員会でマンドリン鑑賞会のについて話し合いが行われ、ほかの4地区とも連絡を取り合い、準備を進めてまいりました。
当地区からは90名、全体では500名程のご父母をご招待することができましたが、感染対策による座席制限があり、規模の縮小を余儀なくされましたので、残念ながら抽選にせざるを得ない状況でした。たくさんのご父母の皆様からお申し込みをいただきましたことに心より感謝申し上げます。

当日はアカデミーホールの1階入り口から、役員がプラカードを持って案内にあたり、十分距離をとりながらご父母の皆様を受付とアカデミーホールの観客席へとご案内しました。

第一部は学ランとダークカラーのスーツでの演奏です
明大校歌の演奏で幕が開け、プログラム第一部「心に残る日本のうた」として、全9曲演奏を聴きました。その中の、「丘をこえて」は、古賀先生がマンドリン倶楽部の仲間と遠足に行って、その楽しかった思いを曲に込めたというもので、当時の古賀氏や部員の楽しむ様子がうかがえました。「木綿のハンカチーフ」や桑田佳祐の楽曲「Soulコブラツイスト」まで、父母の私たちになじみ深い曲も多く、楽しかった青春時代がよみがえってきました。大ヒットした久保田早紀の「異邦人」は、マンドリンの音色で聴くと、なんとも言い難い切なさをも感じ、パーカッションの音が曲のアクセントとなって私たちの心に響き渡りました。

第一部の最終演奏曲は「津軽組曲より夏」。題目に合わせた情熱的な照明演出も楽しめました。

休憩20分を挟んで第二部の始まりです。第二部は鮮やかな黄色のブレザーに衣装替え、「世界名曲綴り」と続き、ラデツキー行進曲から始まり、昭和バブル世代を代表する「君の瞳に恋してる」やイタリアの舞曲、アイルランド民謡まで全8曲で幅広くカバーされていました。

演奏会の司会を務めていたのは、2年生の坂口さんで昨年末のクリスマス演奏会に続き司会は2度目というにはすばらしく堂々たるものでした。
最終曲演奏の前には、父母会の代表者から花束を贈呈して、素晴らしい合奏を披露してくれた学生を労いました。学生と父母会がひとつになってすばらしい鑑賞会となり、「明治はひとつ」を実感しました、

アンコールの1曲目は、「お祭りマンボ」、数名の部員がはっぴを着て、「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声とともに元気づけられる曲を披露してくれました。
ラストはテレサテンの「時の流れに身をまかせ」。トランペットの演奏がバラード調の演奏に厚みを増し、“愛する人に温かく包まれ、安堵する女心”を奏でているようでした。

マンドリンの音色は、時には三味線のように演歌調に響き、また人の頬を流れる涙のように悲しい音色にも聞こえ、ときにはポップ調の軽快なリズムも醸し出し、楽しく躍動感ある曲も楽しめました。そして吹奏楽器や管弦楽器、パーカッションやアコーディオンの演奏とともに見事に調和した、部員が一丸となっての本当に素晴らしい演奏会でした。
この2年以上にもわたるコロナ禍の影響で、部員も思うように集まらず、練習も思うようにできない時期があったと思います。卒業生も演奏に加わり、楽器を掛け持ちして演奏している部員も何人かおり、部を守り、伝統を引き継いでいこうという部員一人一人と倶楽部の意気込みを感じました。

プログラムには、今年度の演奏会の予定が記載されており、北海道、長野、群馬、茨城、栃木、千葉での演奏が予定されています。今後のマンドリン倶楽部のますますのご活躍、明大生全員の有意義な学生生活を応援致します。

無事に「マンドリン鑑賞会」を終え、安堵の役員一同でした。