和泉ラーニングスクエア見学会のご報告
10月8日(土)、和泉ラーニングスクエア見学会が開催されました。本見学会は本来、本学に寄付をしていただいた方々向けのものでしたが、東京5地区父母会運営役員はその方々をお迎えするボランティアとして参加させていただき、寄付いただいた皆さまとともに和泉ラーニングスクエア・和泉図書館見学の機会に恵まれました。完成して間もない和泉ラーニングスクエアを見学する機会は貴重とあって、東京都西部地区だけでも20名と多くの役員が参加しました。これまでにないイベントでしたので事前の確認が大変でしたが、皆さまに協力いただいたおかげで、素晴らしい見学会となりました。
和泉ラーニングスクエアは、2020年3月~2022年3月まで2年1か月の工期を費やして完成した、建築面積約806坪、地上8階建ての鉄骨コンクリート造りの近代的なビルです。ビルとはいうものの、外装・内装に木材をふんだんに用いた、人に優しく利用者に心地良さを提供してくれる未来志向の建築物です。内部のデザインをはじめ沢山の工夫が施されていることで、自然と足を運びたくなるような空間になっています。「私たちが学生時代にこんな素敵な学び舎があったら、もっと勉強したのに」と思わせるほどです。
さて、東京都西部地区父母会運営役員は当日11時に京王線明大前駅に集合しました。初対面の方も多くいましたが、皆さん自己紹介し合いすぐに仲良しに。全員で甲州街道を跨ぐ歩道橋を渡って大学構内に入りました。学生たちもこうして通学しているのかと思うと、少し微笑ましくなりました。
ラーニングスクエアに入館し資料を受け取ると、最初に1階の和泉ホールにて、学生の演奏による父母会寄贈グランドピアノお披露目コンサートに耳を傾けました。YAMAHA製の重厚なグランドピアノが奏でる素敵な音色に、参加者はうっとりしました。
次に、学生スタッフの案内で2班に分かれて和泉図書館の見学会を行いました。開館(2012年5月)から10年以上経過しているとは思えない、先進的なデザインとユーザビリティーが考えられた設計に驚かされました。利用者のための多様な空間・閲覧席が設けられ、長時間滞在など各種の利用スタイルに対応できる個性豊かなスペースとなっています。時間の関係で館内の一部のみの見学となりましたが、また機会があればじっくり見てみたい、と思いましたし、自身が利用できたら、とも感じました。
最後に、待ちに待った和泉ラーニングスクエアの見学です。1階から吹き抜けを見上げると、カラフルな内装に木材の屋根と床、壁面がガラス張りで空中に飛び出したようなグループボックスが目につきます。それもどれ一つとして同じデザインはなく、一つ一つに個性があります。欧米の先端IT企業でも見ることのないようなスタイリッシュなデザインに驚くばかりです。また、学生スタッフの説明が上手で、1階から最上階の8階までこの学び舎の魅力を余すことなく一生懸命伝えてくれます。グッドデザイン賞を獲得したフロア案内、トイレの導線のデザインなど数々のユニークな工夫が施されたこの空間の素敵さに圧倒されました。
おかげさまで、素晴らしい時間を過ごすことができました。本見学会を企画してくださいました父母会連携事務室はじめ大学関係者の皆さま、明るく楽しく軽快に説明してくださいました学生スタッフの皆さん、参加された運営役員の皆さま、ありがとうございました。