東京都多摩地区父母会・関東大学ラグビー対抗戦応援会のご報告

東京都多摩地区父母会・関東大学ラグビー対抗戦応援会のご報告

令和6年12月1日(日)国立競技場にて関東大学ラグビー対抗戦・第100回メモリアル「明早戦」応援会を開催しました。

当日は明治大学ラグビー部関係者はもちろん、全国の父母会・OB・OG、そして全国のラグビーファンの期待と熱意が天に通じたのか、雲ひとつない絶好のラグビー日和となりました。多摩地区父母会のチケット配布予定時間前から列ができるほどの熱気にあふれ、総勢120名で応援に臨みました。冬の陽射しを浴びながら緑に輝くピッチに参加者の皆様から感嘆の声が上がる中、両校の校歌演奏が始まりました。明らかに明治校歌斉唱の声が大きく、紫紺の旗も多数振られ、絶対に負けられないという雰囲気が高まった所でキックオフとなりました。

開始早々、明治が押し込みチャンス到来するも早稲田がしのぎ先制機を逃しました。一進一退の後、早稲田が先制トライ。その後、明治が16分と27分にラインアウト支配からモールを押し込んで連続トライして逆転。終了間際にスクラムから早稲田がトライとキックを成功し、10ー12と早稲田リードで前半終了しました。

ハーフタイムでは明治大学バトン・チアリーディング部JESTERSの熱演により、後半に向けてスタンドが一体となりました。後半開始早々、明治が連続攻撃からトライとキック成功で17ー12と再逆転し、一気呵成に主導権を握るかに見えました。しかし、早稲田もしぶとくタッチキックで陣地を押し返し、16分と20分に連続トライして17ー24と再びリードを許す展開に。白熱のシーソーゲームに大観衆も息を呑む時間が続き、一瞬静まり返った時には選手同士がチーム戦術を大声で確認し合う声も聞こえ、張り詰めた緊迫感が伝わってきました。残り時間も10分を切った33分、早稲田がペナルティキックで3点追加し10点差。明治が追いつくには、1トライとキック成功さらに1ペナルティキックが必要となり、スタンドには焦りが見え始めました。

しかし、幾多の名勝負を繰り広げてきた「明早戦」はやはりただでは終わりません。明治の重戦車FW陣が徐々に主導権を奪い返し、連続ラックでボール保持し続けます。BK陣も素早い横展開で少しずつ前進し、37分に強力なモールで押し込みトライ。キック成功で24ー27の3点差に追い上げました。

残り時間わずか、自陣奥深くから明治最後の攻撃が始まりました。プレーを途切れさせず全員で繋ぎ、敵陣ゴール前まで迫りました。一瞬、ペナルティキックで同点を狙う作戦も頭をよぎりました。しかし、どんな時でも勝利を目指す明治ラグビー部の指針「前へ」を貫いて逆転トライを狙うフィフティーンにスタンドから地鳴りの様な声援が降り注ぎました。

ついにロスタイムに突入し、まさに両校の意地と伝統がぶつかり合い、お互い一歩も譲らない攻防が絶え間なく続く中、惜しくもノーサイドの笛が吹かれました。しばし歓声と溜息が交錯した後、4万人を超える大観衆から両校フィフティーンに惜しみない拍手が送られました。

両校とも新チーム結成以来、この日の勝利を念頭に1年間想像を絶する厳しい練習を重ねてきたことでしょう。その集大成が存分に発揮された第100回メモリアルにふさわしい素晴らしいゲームでした。参加者の皆様も手に汗握る名勝負を十分に堪能されて、大変盛り上がりをみせた応援会となりました。

東京都多摩地区父母会は、来たる全国大学ラグビー選手権での日本一「奪還」に向けて、明治大学ラグビー部を応援し続けます。