【東京都東部地区父母会】【1/30】「広澤克実氏 講演会」のご報告

東京都東部地区父母会会員 各位

 

「広澤克実氏講演会」のご報告

 

 1月30日、明治大学アカデミーホールにて広澤克実氏の講演会が行われました。
 東京都5地区全体では600名近く、東京都東部地区からは70余名の会員の皆様がご参加くださいました。

 広澤氏には、野村監督、長嶋監督、星野監督と3人の監督のもとでプレーした経験をもとに『名将に学ぶリーダーシップ』と題して各監督の特徴をお話しいただきました。

 有名な「鳴かぬなら○○○○○○○ほととぎす」の歌をそれぞれの監督ならこう詠むだろう、というお話は同じチームにいたからこその内容でした。

 曰く、野村監督は「鳴かぬなら データを集めよ ほととぎす」

 データを集め、方法をよく考えてから、目的ある練習をする。
 しっかりしたデータをもとに【計画→実行→反省→確認】のサイクルを回すことを大切にしていました。

 曰く、長嶋監督は「鳴かぬなら 鳴くのと替えてよ ほととぎす」

 お客様を楽しませることを常に考えていた長嶋監督には、最初から「鳴かない」ということはプロとしてありえなかったのでしょう。
 ファンに夢や希望、元気を与えるために頑張る。試合に来てくれたお客様に面白かった、また来たいと思わせる。そんなプロとしての在り方を一番重視していたのが長嶋監督です。

 曰く、星野監督は「鳴かぬなら 気持ちで鳴かせる ほととぎす」

 心技体の”心”、気持ちを重視していた星野監督は、言葉の表現を使い分けるなど、相手本位の指導が特徴だったそうです。
 「自分が上手くなった道をそのまま他人に押し付けてもうまくいかない」そんな星野監督は指導者とは何かを体現していたと言います。

 最後に、明治大学野球部、島岡監督についてもお話しいただきました。

 島岡監督の元で大学時代を過ごした広澤氏は、彼から努力も才能であること、そして、その才能を伸ばす大切さを学んだと言います。
 野球部の「昭和の時代ならでは」のエピソードでは、会場にいたほぼ全員が「焼き芋が食べたい!」と思ったことでしょう。

 以上、広澤氏が師と仰ぐ4人の監督のお話のすべてが非常に心に響く素晴らしい内容でしたが、講演中は爆笑に次ぐ爆笑、ユーモアたっぷりの講演にあっという間の2時間でした。

 講演後の質問コーナーでも時間の都合上、全員の方にマイクを回せないほどたくさんの手があがり、大盛況で幕を閉じました。

 

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