~ようこそ福井へ Part2 ~村上一博教授の「虎に翼」講演会と啓新高校演劇部公演

~ようこそ福井へ Part2 ~村上一博教授の「虎に翼」講演会と啓新高校演劇部公演

福井県・明治大学連動父母会共催 NHK朝ドラ「虎に翼」法学考証の明治大学法学部教授村上一博先生の講演会と、啓新高校演劇部公演「灯と空」(ひとから)と懇親会が開催されました。

9月15日(日)10時半から「ULO」で啓新高校演劇部の公演を見せていただきました。福井県大会で銀賞に入賞され、次は近畿総合高等学校文化祭に参加されるとのことでした。リハーサルの時に、明治大学父母会からのお祝いをかねて、冷たいカスタードケーキを差し入れしました。
明治大学文学部教授井上優先生、明治大学MSPの学生、連合父母会の方々が集う中、啓新高校演劇部の3年生平松佳菜さん作の「灯と空」(ひとから)の公演が行われました。家族を亡くした主人公が、家族の思いを胸に、強く生きていこうと決心するというお話でした。舞台をフルに使っての高校生の熱い演技に、観客一同1時間終始感動していました。脚本から演出まで、演劇部の高校生12名が協力して制作したということに、驚きと感動を覚えました。
その後、同じ会場で明治大学MSPの学生、啓新高校演劇部の高校生、連合父母会の方々との懇親会が行われました。演劇を通して、大学生と高校生の交流が、お互いに充実したものとなったことを感じました。

13時に4階の会場に集合し福井県父母会の係が、パンフレットなどの袋詰めなどをしました。その後、13時半からの開場に合わせて、福井県父母会の受付係が会場入り口で、案内係がホテル入り口やフロアで会場までの案内などをしました。当日、35度を超える残暑の厳しい中、約250名の方が講演会にいらしてくださいました。

14時から、福井県・明治大学連動父母会共催の明治大学法学部教授村上一博先生の講演会が、「コートヤード・バイ・マリオット福井」4階芙蓉で開催されました。NHK朝ドラの「虎に翼」の法律考証をされている村上先生が、「日本初の女性弁護士ドラマのモデルになった三淵嘉子の実像」と題して、桂場等一郎と石田和外(福井県出身の最高裁長官)との接点についてご講演をいただきました。
開会のはじめに、主催者の福井県交流文化部長西川聡様と明治大学連合父母会会長の尾畑彰一様から挨拶をいただきました。

講演の第1部では、主人公の「寅子」を取り巻く法曹人の中で最も重要な存在である「桂場等一郎」と、福井県出身の最高裁長官「石田和外」との接点について、ドラマの脚本を示しながら、分かりやすくお話していただきました。「桂場等一郎」は、司法の独立を死守する厳格な裁判官であり、また竹もとの串団子の餡をこよなく愛する甘党という設定の方です。松山ケンイチ演ずる、苦虫を潰したような怖い顔と、いつも串団子を食べる甘党の一面がおもしろいコントラストをなしています。ドラマの法律考証をされた村上先生が、NHKスタジオでの撮影の現場での役者やスタッフの方とのエピソードや、法律考証に時間をかけられた秘話を楽しく笑顔でされて、聞いている私たちもドラマのシーンを思い浮かべながら、どんどん引き込まれていきました。

第2部では、村上一博先生と弁護士の岩佐裕美先生の対談が行われました。朝ドラ「寅に翼」の大ファンという岩佐先生が、村上先生にドラマの中のシーンについてたくさん質問されました。法律考証でご苦労されたことなどについて、撮影の裏話なども交えながら話していただきました。あっという間に1時間半がたち、もっともっと色々な秘話をお聞きしたいと思いました。どのような結末になっていくのだろうかと続きが楽しみですが、あと2週で最終回を迎え、「虎に翼」ロスになるのではと感じました。

最後に、このように2日間にわたり、明治大学連合父母会のイベントが、福井県で行われましたことを光栄に思います。そして明治大学の先生や関係の方々、連合父母会の方々、北越協議会の方々、たくさんの方が福井に来てくださったことに感謝いたします。本当にありがとうございました。