【三重県】「就職懇談会」報告 及び「初心」と「俳句」
三重県父母会では、11月13日(日)津市にて、就職懇談会を開催しました。
参加された父母は合計で29名。3組4名の方々に講師をお願いしました。
「学生はアンテナを高く掲げて、早め早めに現実に即した情報を収集することが大切。」
「明治大学就職キャリア支援室を大いに有効活用してください。」
「保護者は、学生の後方支援に努めましょう。」
「企業の人材育成には、終わりがありません。」
「発想力・技術力・実現力が、未来への成長につながります。」
「スピード(短期)とモチベーション維持(長期)両方併せ持った行動力を。」
「保護者へ。口を出すときはお金も出しましょう。無関心はNGです。」
「基本を押さえつつ個性を発揮するのが、就職活動です。」
など示唆に富んだご教示をしていただきました。ありがとうございました。
全体への講演の後、3つのグループに分かれ話し合いの場を持ちました。
Aグループ (明治大学就職キャリア支援部長 福田 様 を囲んで)
・エントリーシートが複雑化、短期間に複数作らなければならいなどの理由で、うまく書けない学生も増えている。卒業生の5割ぐらいはもう少し自己分析をしておけば良かったと言っている。そこで、学生には「自己分析・自己理解の一助として、親と話してみることを勧めている」そうです。
さっそく、「子どもの成育歴を親子で振り返ると絶好の自己分析の機会となるかもしれない。帰省の折、好物のお菓子と好きなお酒を用意して、わが子と子育ての昔話をしてみたい。」という父母の反応がありました。
・公務員試験と企業への就職活動の掛けもちには工夫が必要。
・家業を継ぐ場合、卒業してからのサポート、海外への橋渡し、などキャリアセンターでは支援している。
・総合数理学部では、今年の4年生が第1期生で、来年の5月には結果が出る。
・女子の就職について。
・企業側の本音を見きわめた上での対応を。
など個別のケースについてそれぞれの詳しい説明がありました。
「就活ではスローガンのような‘流行り言葉’が飛び交うが、そんな情報に踊らされず地に足をつけた活動が大事だと実感しました。」という父母の感想がありました。
Bグループ (太陽化学株式会社 増川 様、 藤沢 様 を囲んで)
まず、父母会のメンバーが自己紹介をしながら太陽化学さんにたくさん質問しました。
その質問に答えていただく中から、たくさんの発見や学びがありました。
・マイナビやリクナビ等は利用せずに、学生を集めている。理系でいえば、農学や化学系に限らず工学系・理工系など幅広く人材を求めている。近年では女子の採用も増えている。
「本当に入社したい人が来てくれるというメリットがあるということで、情報を出さないことが、逆にいい人材探しにつながるなんて逆転の発想だなあ。また、今日のように直接会って話をすることを大切にされていて人物重視という感じだなあ。」(父感想・以下同)
・サプリメントの販売に関して。あまり宣伝はしていないにもかかわらず、口コミでよい評判が広がっているようで、人気が高いと伺いました。
「PRに無駄な?お金を使わないってことかなあ。その分の費用を商品開発や品質向上に向ける。いいものを作りさえすれば、人は喜んで買ってくれる。個人にたとえると、内面を充実させることによって、よりよく生きようとするライフスタイルと同じだなあ。」
・仕事は一人ではやってはいけない。チームワークを大切に。育休や産休の場合人は増やさず、みんなでカバーしている。また、入社後、1年間はいろいろな部署を経験し、同期の仲間意識を高めている。そして、これから先ずっとその同期の面々が結束して仕事をしていく。面接試験の時には一般的な質問は避け、とっさの質問にどう答えるか、一人で抱え込まない姿勢を評価している。
「利益があがればいいとか競争心をあおってという発想ではなく、仕事へのやりがいや充実感を優先し、チームワークを大切にされている。だからこそ、食を通じて社会に貢献するという社風が、自然な形で実践されているのだろうな。」そのようなことを感じました。
Cグループ (O-GOE社 代表取締役 杉山 様 を囲んで)
・就活生にはコミュニケーション能力が求められているが、実は「話を聴く能力」が大切。しかもさまざまな年齢層の方の話を聴くことが大切。その意味でも、親と子が「将来についてしっかり話し合う機会を持つ」ことはとても役に立つ。本日のこの会が、親と子の間での就活へ向けての有意義なコミュニケーションの第一歩となればすばらしい。
・就活生には、メンタル強化、特に打たれ強いメンタルが求められている。
・企業へのインターンシップが大切でインターンシップの有効な探し方としてリクナビ・マイナビ、学校掲示板の他に、エティックで検索すると良いそうです。
就職活動以外にも父母同士の情報交換が活発に行われました。
・高3のお子さんの受験、理系進学への学費の話。
・大学院への進み方。(成績はどのくらいか)
・教授からの就職先の斡旋の様子。
などがテーマになりました。
この就職懇談会をもって、三重県父母会の今年度の主な行事は終了しました。
そこで、1年生の父母の方々にお願いして、1年間を振り返るとともに今後の活動の抱負について、意見交換をしてもらいました。以下に紹介します。
明治大学父母会から「注目 父母会総会 懇談会のご案内」が自宅に届いたことが始まりでした。一年生父母が父母会を振り返ります。
・堅苦しいイメージでしたが、学年を超えたざっくばらんな三重県父母会です。(K)
・東京での一人暮らしに不安を抱える母でしたが、父母会で友達ができ、励まし合えてよかったです。(F)
・六大学野球応援、全日本大学駅伝応援では、選手だけでなく応援団の熱い思いに触れました。全ての選手の皆さんに声援を送りたくなる熱い戦いでした。 (T)
・大学の父母会とは何をするのかと思いましたが、我が子の大学生活の疑問も大学担当者と直接話すことで解決しました。先輩父母の皆さんとの情報交換は役に立ちました。(M)
「父母会は楽しいですよ。」というお誘いの言葉に導かれ参加した一年生の父母は、その言葉を実感しました。役割分担では力を発揮することが難しかったと反省をしていますが、これからも皆さんと力を合わせ活動をしていきたいと思っています。
スポーツの応援は多くの方と、より大勢で声援を送ることができたら、選手の力になると思います。多くの父母の皆さんに参加していただきたいと思います。
明治大学の4キャンパスを見学してみたいと思います。我が子が頼りにしている学食や診療所、どのようなところか気になりませんか?このような小さな思いも活動につなげていきたいと思います。
三重県父母会は身近で親しみやすい集まりです。ぜひ、総会に足をお運びください。
毎年地元で大学との懇談会が開催される明治大学父母会です。
やっぱり明治が、NO1!
俳句 「自由題」 三重県父母会俳句同好会 編
初雪の 便りに返す 宅急便
サンタさん 転送依頼 子の下宿
クリスマス ケーキは中止 大吟醸
ラグビー場 楕球の軌跡 錦織る(りんどう)
ヒイラギに 花が咲いたよ 真っ白の
冷える朝 手ぶくろカイロ 持ったかな
待っててね みかんとおもち 送るから
クリスマス ことしは何の ケーキかな(ひまわり)
渇愛も 無償の愛も クリスマス
去年今年 貫く棒を まっ縦てに
箱根駅伝 見つつ年始の スクワット
年の暮 ふと父のこと 母のこと(うっしー)
照紅葉 いかに萌えるか 子の個性
サンタ靴 在りしリボンの 名残恋ゆ
昨日今日 あまねき月や 父母の愛
嫁姑 仲良くババ抜き お正月(なでしこ)