【三重県】就職懇談会開催のご報告

【三重県】就職懇談会開催のご報告

2019年11月17日(日)、アスト津において父母のための就職懇談会を開催いたしました。約40名の参加でした。
この就職懇談会は3年の学生が本格的に就職活動を開始するこの時期に開催しています。

本年は、以下の講師をお招きし、講演をしていただきました。
・明治大学 就職キャリア支援事務局長 小林 宣子 様
・株式会社O-GOE 杉山 豊 社長
・明治大学理工学部4年【日本光電工業(株)内定】 辻森 拓 様

まず、三重県父母会の辻森会長より開会の挨拶があり、本年のテーマは「多様性への対応」と「本音トーク」との話がありました。


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【辻森会長の挨拶】

次に、明治大学の小林様より、「明治大学生の就職状況」、「就職が長引く学生の傾向」、「インターンシップの重要性」、「就職キャリアセンターの支援内容」についての講演がありました。具体的内容は以下のとおりでした。
・世間では売り手市場となっているが大企業の求人倍率は引き続き低く、決して売り手市場とは言い切れない。
・就職活動の長引く例として、「活動量の低さ」、「自分のやりたいことが決められない」、「選考対策不足」がある。
・インターンシップは実際の仕事内容や企業の雰囲気を感じることができるので参加価値は高い。


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【明治大学 小林様の講演】

次に、(株)O-GOEの杉山社長より「多様化する就職活動の内容と対策方法」、「就職後の早い時期での退職判断のメリット・デメリット」、「就活生を持つ父母の心構えについて」の講演がありました。具体的内容は以下の通りでした。
・就活ツールは完全にWEBとなっている。
・企業の採用活動は通年化となっている。
・早期退職のメリットとして、キャリアアップ、キャリアチェンジ、モチベーションアップがある。キャリアアップのためには少なくとも3年以上の実績があった方が良い。
・父母の心構えとしては就活生のグチをうまく聞くことが重要で、そのためには日頃から継続的に子供たちとコミュニケーションをとっていくことが大切である。


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【(株)O-GOE 杉山社長の講演】

次に、明治大学理工学部4年生辻森拓様と父母会役員のトーク形式での講演がありました。父母会役員から父母の立場で就活の不明な点、実際の就活事情はどんなものなのか等を質問しました。具体的内容は以下のとおりでした。
・辻森様は昨年の12月から正式に就職活動を始めたが周りを見ると遅い方であった。
・はじめはやりたい事がなかなか見つからなかったが、本年の1~2月で職種を絞り込み、就活の軸(仕事内容、福利厚生、職場の雰囲気、転勤の有無等)を確立した。
・職種の絞り込みができていない時期でも自己分析やSPIの勉強等、事前準備はできるだけ早くやっておく方が良い。
・就活は情報戦である。OB・OG、企業人事担当者、WEB等からできるだけ情報を集めることが必要。
・利用したWEBサイト、ご自身のエントリシート、エントリシートの記載方法(面接の話題づくり、就職した際に自分のやりたい事やできる事の記載が大事)。等の紹介。
エントリシートは当然、指定文字数ギリギリに記載する。
・大学のキャリアセンターを大いに利用した方が良い。
就職活動報告書には選考の流れ、選考時期、面接内容等が記載されており大変役立つ。

私たち父母は、就職活動の具体的内容を聞けてとても役に立ちました。


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写真キャプション

講演後、質疑応答、個別懇談を経て、参加者による懇親会を行いました。
懇親会では本音トークが更に進み、時間の経つのもあっという間でした。

就職活動において、私たち父母は子供たちとどのようにコミュニケーションをとり、どのような協力をしていけば良いのかは、昨今の就職活動事情を鑑みると大きい不安となっていましたが、今回の就職懇談会での講演や情報交換で、父母の心構えに役立つたくさんの情報をいただきました。


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【質疑応答】