いらっしゃい信州合宿応援企画 その2「アメリカンフットボール部in菅平」

いらっしゃい信州合宿応援企画 その2「アメリカンフットボール部in菅平」

明治大学長野県父母会は、「明治大学の学生を応援したい」という想いを第一に、日頃からさまざまな形で学生支援に取り組んでおります。その具体的な活動のひとつとして、今年の夏、長野県・菅平高原で合宿中のアメリカンフットボール部(グリフィンズ)の皆さんを訪問し、差し入れとともに応援の気持ちを届けてまいりました。

訪問概要

日程:2025年8月2日(土)
合宿先:明治大学菅平セミナーハウス前グラウンド(菅平高原・長野県)
訪問対象:アメリカンフットボール部 選手92名、学生スタッフ25名、監督・コーチ17名

差し入れ内容

選手たちが厳しい練習に集中できるよう、長野県父母会から以下の品を差し入れました。
・塩分チャージタブレット(熱中症対策として)
・粉末タイプ経口補水液(水分と電解質の補給に)
・ガリガリ君アイスバー120本(練習後のクールダウンに)
・スイカ(信州産夏の果物といえば)

合宿中の練習見学

当日は朝9時から11時の練習時間に訪問させていただきました。
関東では40度を超える猛暑日が続いていましたが、菅平の気温は11時時点で23度前後、最高でも27度と涼しく、天然芝のグラウンドと相まって、選手たちはケガのリスクを抑えつつ集中して練習に取り組める絶好の環境でした。
フィールドでは、まさに「一瞬の判断と力のぶつかり合い」ともいえる真剣勝負が繰り広げられ、周りの選手も大声でチームを鼓舞し続けるその姿勢に、私たち父母も心打たれました。
櫻井亮監督によると、4年生が率先して声を出し、下級生を引っ張っているとのこと。こうした姿は、部活動を通じた人格形成の面でも大変頼もしく感じられました。

主務・マネージャーの奮闘

主務の長島瑞記さんは、25名の学生スタッフ陣をまとめ上げながら、練習のビデオ撮影、タイムキーピング、ドリンクの作成、グラウンドのライン引きや設営、さらには練習後の水風呂の管理まで、すべてにきめ細やかに対応していました。
「学業やアルバイトと並行しての活動は決して簡単ではありませんが、大変だけど、充実しています」と笑顔で語る姿に、明治大学生としての誇りと責任感がにじんでいました。

主将と監督の想い

チームの主将である高橋周平さんが身に着けていたゴールドのヘルメットは、重さ約2キロ、価格10万円以上とのこと。細かい傷が無数についたその姿からは、日々の練習の激しさと、勝利への覚悟が強く感じられました。
櫻井亮監督は、合宿のさなかにもかかわらず私たちの質問に丁寧に対応くださり、以下のような想いを語ってくださいました。
「今年のチームスローガンは『ONE TEAM』。関東TOP8の優勝、そして学生日本一となる甲子園ボウル制覇を目指して、全員で努力しています」
特筆すべきは、部員の約5割が大学からアメリカンフットボールを始めたという点。野球・サッカー・ラグビー・バスケットボールなど多様な競技の経験者が集まり、それぞれの特性を生かすために毎年チーム戦術を柔軟に変化させているそうです。
アメフトは「ラグビーの激しさ」と「野球の戦術性・分業制」を合わせ持つスポーツ。櫻井監督曰く、「ルールを知れば知るほど、面白さと奥深さが増す」とのことで、ぜひ試合会場に足を運んで応援していただきたいと話されていました。

練習後も続く努力

練習が終了した後も、なんと選手全員が1時間以上の自主練習に取り組んでいました。その姿からは、日本一を目指す覚悟と強い意志が感じられ、私たちも胸が熱くなりました。
さらに、選手一人ひとりが私たち父母会のメンバーに丁寧に挨拶をしてくださる姿を拝見し、技術面だけでなく人間性の高さも感じられ、私たち父母会にとって大きな励みとなりました。

これから始まる秋の公式戦でも、長野県父母会一同、心よりエールを送り続けてまいります。