【千葉県東部地区父母会】「六大学野球対慶應義塾戦観戦レポート」(10-18)
10月18日(土)に千葉東部地区父母会で明治神宮球場六大学野球-明治対慶應義塾戦の応
援に息子とともに参加いたしました。
印象的だったのは明治応援団の試合前の気合です。威勢の良い掛け声で気合を入れ、後輩に檄を飛ばしておりました。だらだらできる暇は一瞬もなし。さすが応援団と感心しました。
試合前に慶應応援団と明治応援団のエール交換が行われました。相手方のパフォーマンス中は私語厳禁で相手方の応援をしっかりと拝聴する応援団とチアリーダーの「礼儀」は、現代社会で徐々に失われている規律の一つとして印象的でした。
応援席は応援する目的で来場しているわけですから、もちろん覚悟・予想はしていましたが、試合中は全くのノンストップで応援し続けるものだと今回初めて知りました。守備の回では、投手やナイスプレーの野手の名前を連呼、そして打者を追い込んだときには三振コール、ゲッツーコール、チェンジコールを、ハンドサインを交えて連呼。攻撃の回では、全員総立ちで打者の名前を連呼、ヒットで出塁や得点した時は応援歌を全員で大合唱と、単なる選手名のコールにとどまらない極めて多彩な応援スタイルに驚かされました。
応援団、チアリーダー、ブラスバンドの皆さんの試合終了まで突き進む迫真のパフォーマンスは印象的でした。グラウンドの選手たちに声援と応援歌を送り続け、今あるエネルギーをすべて出しきっているようでした。試合が進むにつれ、消耗してきた我々父母に対し、応援団が目の前で何度も訴えていました。「ここは応援席ですよ。今日、皆さんは応援をするためにここに来ているのですよ。さあ全員声を出して応援をしましょう!さあ!」
彼らの若さ、気迫、熱意を我々父母の世代で今も持ち続けられている人はどれだけいるでしょうか。この日は延長戦を戦った野球部員の健闘もさることながら、それをスタンドで汗だくになって支えていた応援団、チアリーダーたちに「生きていくうえで大切なこと」の一つを教えられた日でありました。
慶應先攻、明治後攻で始まった試合は、9回まで3対3の同点で延長戦に突入。守備はサプライズの超ファインプレーがいくつもあり、慶應の追加点を何とか阻止できたのが効いたようです。延長戦もあっという間に12回まで進み、最後は慶應の暴投で明治がサヨナラ勝ちを収めました。暴投とはいえ三塁走者がホームを踏んだサヨナラの瞬間の明治応援席の大歓声は忘れることはないでしょう。3時間半にわたり一生懸命応援し、明治が勝利したという嬉しい展開、ワクワクする体験を味わうことができて本当に良かったと思います。
好天に恵まれ、明治が勝利し、今回の神宮球場六大学野球応援は大変楽しいひとときとなりました。また次回の野球応援も必ず参加したいと思います。
総合数理学部1年 迎 久良