【神奈川県西部地区】第93回東京箱根間往復大学駅伝競走 応援報告
2017年1月2日午前7:00、大手町では応援団が声高らかに明治大学校歌を歌い、明治大学の箱根駅伝は始まりました。集まった多くの明治ファンも拳を振り上げて共に校歌を歌っています。雲一つない快晴の中、いよいよ正月恒例の東京箱根間往復大学駅伝の火ぶたが切って下ろされました。
明治は一つ。選手だけではなく、明治ファンも高ぶる気持ちを抑えきれない様子です。
私たち神奈川県西部地区父母会は、往路の第四区、小田原にて声援を送りました。私たちが声援を送った小田原市民会館東側広沢金物店前は、選手の通過が正午前後の予定でした。現地は11時を過ぎる頃から交通規制が敷かれ、正午前にはヘリコプターの音が響き始めました。沿道に人があふれ、緊張感が漂い始めた頃、中継車に誘導されトップで通過したのは青山学院大学でした。続いて早大、その後ろには順大、東洋大、駒大と続きます。
第四区を任されたのは期待のホープ、阿部弘輝君(政経1=学法石川)です。しかし、阿部君はなかなか姿を現わしません。明治大学は予選会を2位で通過したことからも前評判が高く、自ずと期待が高まりましたが、小田原の通過は18番目でした。この日の明大スポーツには「まさかの2年連続往路17位 シード奪還に暗雲漂う」と報じられています。
今年の箱根駅伝は、往路は5時間44分42秒で17位、総合順位は11時間29分17秒で18位の結果に終わり、悲願のシード奪回はなりませんでした。
<力走する4区:阿部弘輝君>
チームを引っ張ってきた四年生の藪下君は四年間を振り返り次のように語っています。
「入学したときのタイムを思えば、底辺を経験して、上も経験して、濃い4年間でした。去年悔しい思いをして1年間頑張ってきて、悔いがないとは言いきれないが、もう1回期待に応えたいと思ってやってきたことは嘘じゃないし、今後にも絶対生きてくると思うので、自信をもって、明治で4年間やってきてよかったと思います」
レースを通じた成功や失敗の経験、苦しい練習を共に過ごしてきた仲間から学んできたこと。これが学生にとって生きる糧となるはずです。
「明治でやってきたこと」が「よかった」と言い切れる藪下君の振り返りは、結果に至る過程やプロセスが充実していたことを意味するものであり、私たち父母にとって、まさに応援冥利に尽きる言葉ではないでしょうか。
これからも私たちは、頑張る明治の学生を応援し続けます!