明治大学シェクスピアプロジェクト第21回公演「お気に召すまま」鑑賞報告

明治大学シェクスピアプロジェクト第21回公演「お気に召すまま」鑑賞報告

毎年11月に明治大学駿河台キャンパスアカデミーホールでシェイクスピア作品を上演する日本最大規模の学生演劇団体「明治大学シェイクスピアプロジェクト」(通称MSP)。
21回目の今年は、2012年第9回公演以来2回目となる「お気に召すまま」。

客席は満席に近い状況となり大盛況でした。今回も千秋楽公演はライブ配信され会場に直接足を運べない人も鑑賞することができました。私たち明治大学神奈川県西部地区父母会メンバーは11月10日12時からの部を鑑賞しました。
開演前の前説としてデニス役(主人公オーランドの長兄であるオリヴァーの召使役)が舞台に登場すると、会場の雰囲気は一気に変わり、喜劇のウォーミングアップとして、固まっている私達の雰囲気を笑いの練習と称して和まし、冒頭から盛り上げながら、一瞬でシェイクスピアの世界に引き込みました。森の中の場面では、大道具をくるっと変えただけで瞬時に違う場所へ移動したかのように感じた舞台構成、出演者が途中客席通路へ登場する場面があり、間近で見る出演者の表情や様々な思いが伝わる演出、出演者の台詞や場面に合わせた生演奏に聴き入ってしまった…等々、翻訳、上演、企画運営のすべてを学生が主体としたとは思えない素晴らしい公演でMSPに関わっている多くの方々の意気込みを感じました。また、とても生き生きとしたその表情には見ているこちらもパワーをもらいました。今回の「お気に召すまま」は喜劇ということだけありクスっと笑う場面が数多くありましたが、最後はウルっとする感動が待っていました。
これからもMSPの活躍が楽しみです。

今後も様々なイベントの応援企画を開催します。皆様の参加お待ちしております。
ご興味がある方はkanaseinew@gmail.comまでご連絡お待ちしております。

※神奈川西部地区は、神奈川県の下記の市町村です。
相模原市、大和市、綾瀬市、座間市、厚木市、海老名市、伊勢原市、秦野市、平塚市、茅ケ崎市、藤沢市、小田原市、南足柄市、愛川町、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、松田町、山北町、開成町、真鶴町、箱根町、湯河原町、清川村