【神奈川県東部地区】女子ラクロス 明治vs関西学院戦 応援報告
さる12月18日に東京都江戸川区の江戸川陸上競技場で、明治大学女子ラクロス部と
関西学院女子ラクロス部との、全日本選手権大会の決勝戦がありました。
これに先立ち11月27日には、同一カードによる全日本大学選手権大会決勝戦があり、わが明治は7-9で敗れています。残念ながら学生選手権三連覇の夢は断たれましたが、その後の全日本選手権戦では、明治、関西学院とも社会人チームに勝利し、今日再び両チームがあいまみえることになりました。これに勝てば三年連続日本一の偉業が達成されます。
対する関西学院は西日本最強のチーム。明治とは三年連続で全日本大学選手権大会決勝を闘い過去二年は幸いしましたが、いつも手に汗握る熱戦となります。しかも今年度の関学は例年以上に充実しており、大変な難敵です。
14:30試合開始、開始早々に関学に先制される(0-1)。噂にたがわぬ強さ。しかし明治もすぐに追いつき(1-1)、さらには反則で得たゴール前からのプレーで加点する(2-1)。
この頃から関学陣内でのプレーが多くなるが、ディフェンス陣が良く防御し、容易に得点を許さない。しかし終了間際に右斜めから鮮烈なシュートを放ち3-1となったところでは、明治の勝利は指呼の間と思われた。ここで前半戦終了。応援席に安堵の声が広がる。
しかしさすがは歴戦の雄、関学である。後半早々にゴール前の混戦から得点(3-2)。 明治も負けじと左斜めからの速攻を決める(4-2)。一進一退の攻防が繰り広げられ、日本一を決めるにふさわしい熱戦となった。しかし戦況は徐々に関学に傾いていく。19分にはゴール前での速攻を決められる(4-3)。明治もよく攻め込むが、関学のディフェンス陣の堅守を抜けない。特にゴーリー末澤選手の再三の美技にゴールが遠い。 関学の防御は見事だ。なんとか逃げ切りたいところだが、終了間際に同点のシュートを決められてしまう(4-4)。直後に試合終了のホイッスルが鳴り延長戦になる。
期待にたがわぬ名勝負である。延長戦はサドンビクトリー方式の闘いで、どちらかが得点した瞬間に決着がつく。果敢に攻め込んでくる関学、渾身の守りで迎え撃つ明治、そして開始1分、関学AT成地主将のシュートが一閃、明治ゴールに突き刺さり、同時に試合終了のホイッスルが鳴る(4-5)。 明治惜敗、準優勝、三連覇成らず。
明治敗れたりとはいえ見応えのある一戦でした。優勝した関学は言うに及ばず、負けた明治も臆することなく胸を張ってください。最後に松本主将が「これからが新たなスタートです」と涙をこらえながら挨拶したときは、万感胸に迫るものがありました。見る者に強い印象を残す試合でした。
皆さんも是非応援にいらしてください。選手たちの懸命なプレーをその眼に焼き付けてください。わずか一点差の敗北。あなたのその声援が、その汗のひと雫が、その腕のひと振りがあれば、あるいは勝てた試合だったかもしれません。
あなたの力を貸してください。 私たちと一緒に応援しましょう。
『泣きながらこのスタジアム去りし日を わが胸底に刻みこむべし』(誠)