第17回 神奈川県東西地区交流会議 参加報告

第17回 神奈川県東西地区交流会議 参加報告

2025年1月25日(土)、神奈川県海老名市にあるザ・ウィングス海老名にて、第17回神奈川県東西地区交流会議が開催され、当地区父母会より27名が参加しました。

講演

●テーマ:「”あぶら“の構造から健康を考える~高脂肪の母乳を飲む赤ちゃんは肥満にならないの?~」
●講師:明治大学農学部農芸化学科 専任講師 金子賢太朗 専任講師
金子先生は、京都大学大学院にて博士号を取得後、米国ベイラー医科大学で研究をしていた経歴をお持ちです。研究テーマは「食と脳のコミュニケーションを支える分子基盤の解明」で、安藤百福賞等、数々の賞を受賞しご活躍されています。
ラードは肥満、糖尿病の予防・改善には牛脂よりもよいことや、逆に牛脂は運動意欲を高めるので、スポーツ試合の前はかつ丼より牛丼の方が効果はあるかもしれないなど、面白く説明してくださいました。「食べて肥満を抑制するには?」という夢のような研究テーマもあるそうです。
生活習慣病の要因は、食と栄養に関することが上位を占めており、先生の研究が生活習慣病の予防につながるのではないかと思いました。研究室にある高性能な機器で様々な研究を行い、「食」は人を良くするというその字のとおり、そのメカニズムを明らかにしていただき、最終的には食による健康寿命の延伸を目指してほしいです。我ら神奈川県内の生田キャンパスで、このような社会貢献に通じる研究に活かされているということを知り、うれしく思いました。

懇親会

●両地区からの活動報告

神奈川県の両地区会長がそれぞれの地区の活動報告をしました。神奈川県の父母会が東西に分かれたのは、1987年ですが、2009年より東西交流会議を実施し、今日に続いています。それぞれ、地域に根付いた活動と、都心部へのアクセスの良さもあり、大学行事への参加や、文化・スポーツ応援を盛んに行い、活発な父母会活動を行っています。神奈川県の東西地区は今回の交流会議だけでなく、秦野弘法山トレッキングやビーチクリーン活動、箱根駅伝の応援など、それぞれの地区が企画した活動に参加し合い、交流を深め、よりよい父母会活動について情報共有をしてきています。これからも、互いに協力し合いながら、父母会の発展に貢献してまいります。

●明治愛を深める余興

続いて、西部地区1年生父母会による「漢字で推理、答えは何だろう?」というクイズでは、檀上に上がった複数の参加者が「答え」を見たうえで、それを1文字(絵も含む)で表現し、観客がその文字を手がかりに「答え」を推理して当てるというものでした。講演してくださった金子先生も参加してくださり、大変盛り上がりました。
最後に明治大学校歌を全員で斉唱し、盛況のうちに閉会となりました。

神奈川県西部地区父母会の皆様、東西地区交流会議では有意義な楽しい時間を過ごさせていただきました。会の企画や準備をありがとうございました。引き続き、今後も神奈川県東部地区・西部地区の父母会は連携と協力を密にし、大学と父母を結ぶ架け橋としての役割を担うとともに、学生の応援も積極的に行ってまいります。