【神奈川県東部地区父母会】関東大学ラグビー対抗戦A 明早戦 応援報告(12-1)
関東大学ラグビー対抗戦A
明早戦 応援報告
2013年12月1日(日)国立競技場
朝から青空が広がるこの冬一番の寒さで迎えた、12月第一日曜日、日本の大学ラグビーを代表する伝統の一戦、明早戦です。
この日の観客数は、47,000人と発表されていますが、まさに大勢の人々で、競技場とその周辺はごった返していました。
40年にわたり名勝負を繰り広げてきた現国立競技場での、最後の明早戦を観ようとやってきた観衆で観客席は埋め尽くされました。
深い思いを抱いて、大勢の方が応援に来ているのだと感じました。明早戦の一つの区切りである記念すべき試合に、競技場にいる全ての人々が、例年にも増して勝利を祈っています。
明治と早稲田の両チームが協力して立ち上げた、「国立をホームにしよう!」プロジェクト。 試合前から数々のイベントを企画し、盛り上げていました。
父母会も早くから準備を進めました。連合が陣頭指揮をとり、各地から総勢800名を集めての人文字を企画、実施しました。
昨年から始まった父母会の人文字応援は、規模も大きくなり、またパターン数も増えました。自分達には見えないのですが、時に電光掲示板に映る瞬間があり、上手く出来ている事がわかると嬉しいものです。
試合は、縦に押す明治と横に展開する早稲田。まさに伝統と呼ぶに相応しい戦いぶりを両チーム演じます。 双方の頑な意地とポリシーがぶつかり合い、伝統の一戦の歴史を感じました。
明治は、開始早々にドロップゴールで3点を先制し、その後も度々ゴールライン付近まで攻め込みますが、早稲田の好守に阻まれて、トライを奪えません。
前半は 3:3の同点で終わり、いよいよ勝負は後半に。ところが、後半は、開始早々にトライを許してしまいました。その後は両者激しい攻防をみせます。
前に押す明治に対して、パスを回して前に横にと走り回る早稲田。持ち味が全く異なるプレーを見せる両チーム。明治はゴール直前でのスクラムチャンスに、逆転のトライを掛けて押し込みます。
我々も 「押せ、押せ」と声を上げて応援を送りましたが、残念な事に得点はなりませんでした。後半終了間際には追加点を奪われ、記念の試合で勝利を飾る事は出来ませんでした。
試合終了後、両校の校歌斉唱とエール交換が行われました。その後「本日最後のイベント、松任谷由実さんです。」とアナウンスされ、大きな歓声が沸き上がりました。
松任谷由実さんは、「今日ここにいらっしゃる選手と、すべてのラグビーのOBの皆さんが必ずくぐってこられた、厳しい練習の日々へのオマージュを捧げたいと思います。」と語り、 ノーサイド・夏~空耳のホイッスルの歌詞を、ゆっくりと朗読されました。松任谷さんの言葉に耳を傾けながら涙を流す両チーム選手達の姿が掲示板に映し出され、厳かな時が流れて行きました。
我々も、本日最後の人文字「ユーミン」を作り、観客席から静かに応援しました。
その後、ノーサイドを熱唱し、美しく輝く夕暮れの中で、セレモニーは終了しました。将来完成する新国立競技場に帰って来るまでのお別れです。
国立への想いを込めた素晴らしい試合と、数々のイベントを楽しんだ午後となりました。この日の為に準備を進めてこられた学生や選手達、ラグビー関係者、そして東京都北部地区を初めとする各地区のスポーツ支援役員と全国で応援頂いた父母会会員の皆様にお礼申し上げます。
次は、来年の箱根駅伝です。父母会員の皆様、是非一緒に応援に行きましょう。
以上 M.S.