【 埼玉県西部地区 】第14回 明治大学シェイクスピアプロジェクト観劇報告
第14回 明治大学シェイクスピアプロジェクトが11月10日(金)~12日(日)に渡り、5回公演がアカデミーコモン3F アカデミーホールにて行われました。
埼玉西部地区ではそれぞれ都合の良い日を選び、のべ13名が観劇しました。
今回上演された『 トロイア戦争~トロイラスとクレシダ~ 』は、男女の恋愛物語で、恋の駆け引きを学生たちが情熱を持って演じられていました。
劇中で物語の流れを説明しながら進むので、シェイクスピアが初めての方でも楽しめるようになっています。この演目は難解とされていますが、ポスターにあるようにギリシャ側が紫色、アテネ側が橙色を基調に衣装や照明が図られ、登場人物の配色でどちら側の人かがわかるように工夫されており、演出の配慮にも感心しました。
プロのサポートがあるとはいえ翻訳、衣装、美術、照明、音響などのスタッフ91名、楽器隊7名、キャスト28名総勢126名で仕上げた「トロイア戦争」は大学生というよりプロの劇団そのもので、迫力がありました。毎年のべ4000名以上の観客動員数もうなずけます。
このような設備や環境の整っている明治大学に通えていることに感謝しつつ、来年度以降のシェイクスピア観劇を楽しみにしていきたいと思います。
キャストの皆さん
芸術PT 本庄和江 布施悦子