【埼玉県東部地区】「明大体育会航空部OB・OGフライト」イベントに参加しました
寒波が到来した年の瀬の12月30日、私たち埼玉県東部地区内の春日部市にある宝珠花滑空場で日々フライト訓練に励んでいる航空部が開催する「OB・OGフライト」イベントに参加しました。
今回のこのイベントは、グライダーの新機体ASK21Bと新しい合宿所のお披露目も兼ねて、お世話になっているOB・OGとご家族などに上空を遊覧してもらうおうと部員の皆さんが企画されたもので、私たち埼玉県東部地区父母会もご招待していただき、会長が代表で参加させていただきました。
明大航空部の創部は昭和5年と歴史は古く、春日部市にあるこの宝珠花滑空場は明治大学専用のもので、学生の航空部で合宿所や格納庫をはじめ滑走路まで自前で管理しているのは、おそらく明大航空部だけだそうです。
グライダー競技は、定められた周回コースにおいて速度や飛行距離などを競います。地形や気象条件を把握し、「上昇気流」を捕まえて空高く上昇して、滑空をいかに維持するかが重要になります。
ご存知のとおり、グライダーにエンジンは搭載されていません。グライダーは索を介してウインチによって曳航(えいこう)されます。ウインチが索を巻き取ると、ちょうど凧が上がっていくのと同じような感覚でグライダーは離陸し、上昇していきます。
グライダーの上昇角はおよそ40度、曳航速度はおよそ100km/h、上昇率は平均約7m/s、最大で約10m/sもの勢いで上がり、約1分で索を離脱し、その後滑空に移ります。
午前中は雨が降っていましたが、午後から晴れてくれ、体重制限もなんとかクリアして、乗せていただけることになりました。マスクを着用し、もちろん操縦士であるOBの教官と一緒です。
百聞は一見にしかず。遊覧の様子を以下の動画でお楽しみください。
最初は緊張しましたが、あっという間に上昇していき、グライダーでしか味わえない静かで優雅な空の世界が広がり、江戸川と利根川を見下ろしながらの遊覧を楽しむことができました。
とても貴重な体験をさせていただき、また丁寧な説明もしてくださり、ありがとうございました。
これからも埼玉県東部地区の地元で頑張る航空部の皆さんのご活躍を陰ながら応援しております。