【東京都南部地区】生田キャンパス講演会聴講のご報告

【東京都南部地区】生田キャンパス講演会聴講のご報告


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ある意味生田の象徴?エスカレーターでキャンパスへ。

12月7日 今シーズン一番の冷え込みの中でしたが、生田キャンパスの平和教育登戸研究所資料館 第10回企画展記念講演会「少女が残した登戸研究所の記録・『雑書綴』発見秘話」を聴講させていただきました。

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今から80年前、現在の生田キャンパスがあった場所に陸軍科学研究所登戸実験場がありました。
1945年の敗戦に際して、当時の活動内容を示す物的資料はすべて抹殺されたと思われてきました。
ところが、30年前にそこでタイピストとして勤めていた十代の少女が数百枚もの文書を持っていると名乗り出ました。

ご講演では、その内容やいきさつなどを登戸研究所資料館展示専門委員の渡辺賢二様より詳細にご紹介いただきました。

当時名乗り出た少女のご遺族より、そのいきさつや平和を願う思いについて、お話を伺うこともでき、皆感銘いたしました。

講演会の後は、平和教育登戸研究所資料館の第10回企画展「少女が残した登戸研究所の記録(陸軍登戸出張所開設80年)」に移動しました。


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平和教育のため、今回の「雑書綴」(実物が展示)関連の企画展の他、風船爆弾、偽札、生物兵器、スパイ機材など戦中の生々しい貴重な資料が紹介されています。

【雑書綴】の実物など80年前の登戸研究所時代の多くの展示物を見せていただき、ご講演された渡辺専門委員にもお話しを伺うことができました。

そのあと、キャンパス内の登戸研究所時代の弾薬庫(登戸研究所資料館裏) 陸軍マーク付き消火栓(図書館前) 動物慰霊碑(正門北東側裏手、駐車場奥)を見学しました。


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通称「弾薬庫」と言われていますが実際は「薬品庫」とも。


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陸軍のマークの星形が記されています。


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実験動物の慰霊碑です。高さ270cmとかなり大きいです。

明治大学は、登戸研究所跡地を70年前(1950年)に購入したそうですが、歴史的代替わりなどをきっかけにまだまだ新たに戦時中の新しい資料が発見されるそうです。「私は登戸研究所、初めてだったので、衝撃的でした。」と、感想を持たれた方もみえました。明治大学の平和貢献としての面をこのように勉強させていただいたことは大変有意義でした。

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