いらっしゃい信州合宿応援企画 その3「野球部in飯田市」

8月5日、私たち明治大学長野県父母会は、長野県高森町・飯田市で合宿を行っている野球部の応援と差し入れを目的に、現地を訪問いたしました。野球部は毎年、明治大学野球部の礎を築いた名将・島岡吉郎元監督(通称:島岡御大)の故郷、高森町にて宿を構え、隣接する綿半飯田野球場で夏季合宿に取り組んでいます。この地で心身を鍛え、人間力を磨く伝統は、今も脈々と受け継がれています。

当日は最高気温33度と、この夏としては比較的穏やかな暑さとはいえ、照りつける日差しの中、選手たちは一球一球に全力を注いでいました。対戦相手は、中京大学。愛知大学野球リーグで第2位の優勝回数を誇る、全国屈指の強豪校です。
試合は、両チームの投手陣が150km近い速球と鋭い変化球を巧みに操る見応えのある投手戦となりました。そんな緊迫した空気を破ったのが、長野県諏訪市出身・今井英寿選手(松商学園高校卒)の右中間への豪快なホームラン。郷土の誇りが躍動する瞬間に、応援席も大いに沸きました。その後、緊張感あふれる攻防が続くも、惜しくも7回に逆転を許し、結果は1対2。悔しさは残りましたが、投手力・守備力ともに非常に高い完成度を感じ、秋季リーグでの飛躍を確信する内容でした。

試合後には、今年新たに監督に就任された戸塚俊美監督をはじめ、選手の皆さんやマネージャーの方々に、信州の恵みである「下原スイカ」「桃」「シャインマスカット」を差し入れいたしました。厳しい試合直後にもかかわらず、選手たちは明るく礼儀正しく、差し入れをとても喜んでくださいました。島岡御大が掲げた「人間力の育成」という教えが、今も確かに息づいていることを実感する訪問となりました。

野球部の皆さん、暑さ厳しい中での合宿、本当にお疲れさまです。父母会一同、これからのご活躍を信州より心から応援しています!