【連合父母会】第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝 観戦報告
1月11日(土)、完成したばかりの新国立競技場で、大学ラグビー日本一を決める決勝戦が行われました。
決勝のチケットは、対戦カードがわからない時期であったのにも関わらず、販売開始直後に売り切れるなど、ラグビー人気は留まるところを知りません。
12月1日の明早戦で早稲田大学を圧倒し、21年ぶりの対抗戦優勝を果たした明治大学は、大学選手権準々決勝で関西学院大学、準決勝で東海大学を下し、新国立競技場で行われる最初のラグビー試合となる決勝に3年連続で駒を進めました。対戦相手は明早戦の雪辱を誓う早稲田大学。最高の舞台で最高の対戦カードとなりました。
試合開始前に両行の校歌斉唱。やはり明治ファンが多い印象でした。
レフリーの笛が鳴り、早稲田ボールでキックオフ。FWが優勢な明治は、密集での戦いから主導権を握りたいところでしたが、早稲田の強固なディフェンスにリズムを崩され、逆にペナルティーゴールを与え先制を許し、その後も次々と防衛線を突破される苦しい展開。
明らかに浮足立ち、自分達のプレーが出来ない明治を尻目に、得意のバックス陣で左右に揺さぶりをかける早稲田が得点を重ね、前半を終えて0-31のまさかのワンサイドゲーム。
ハーフタイムで落ち着きを取り戻し、後半の反撃を期待したいところです。
後半早々、素早い展開でトライを奪うと、すぐさま本来の明治らしさを取り戻し、みるみる点差が縮まります。しかし、試合巧者の早稲田は明治の猛攻に慌てる事もなく、冷静に戦況をコントロール。明治の圧力を受けながらもカウンターで2トライを上げ、懸命に追いすがる明治を突き放しました。
試合は35-45で二連覇の夢は潰え、今期無敗を続けていた王者は決勝で涙を流しました。
実力で勝るも勝負は時の運。
前半の点差をもろともせず、果敢にアタックした明治フィフティーン。
後半34分にトライを奪われ、僅かな残り時間で勝利が絶望的になっても攻め続け、執念でトライを奪ったシーンは、まさに今期のチームスローガンである「真価」が発揮された、その瞬間ではないでしょうか。
今期圧倒的な強さで在学生や卒業生、大学関係者、そして父母会にまで勇気と感動を与えてくれたラグビー部。
言葉に言い表せないほどの感謝を申し上げるとともに、来シーズンの更なる活躍を心よりお祈り申し上げます。
連合父母会では様々なスポーツや文化活動を、全国の地区父母会と協力し、応援し続けていきます。