第8回 明治大学 中部三県協議会のご報告

第8回 明治大学 中部三県協議会のご報告

― 静岡・山梨・長野、三県の絆が深まった秋の松本 ―
令和7年10月11日(土)、秋の風が心地よく吹き抜ける信州・松本の地にて、「第8回 明治大学 中部三県協議会」が盛大に開催されました。会場となったアルピコプラザホテル「MIYABIE」には、静岡・山梨・長野の三県父母会から総勢38名が集い、大学との絆、そして父母同士のつながりをさらに深める温かい時間となりました。

協議会の様子

長野県父母会が主管として運営

今年度の主管は長野県父母会。大野善裕会長(愛称“よっしー”)のもと、「運営・進行チーム」「会場・演出チーム」「おもてなしチーム」の3グループが連携し、何度も打ち合わせを重ねて準備を進めてきました。準備段階から会員同士の絆が自然と強まり、「チーム長野」として一丸となる姿勢が印象的でした。
開会・来賓挨拶 ― 地域と大学、そして父母の絆
協議会は松倉顧問の厳かな開会の辞で幕を開けました。続いて塩尻市の百瀬敬市長が登壇され、温かい歓迎の言葉を述べられました。市長はご自身も明治大学にお子さまを通わせており、「同じ大学に子を持つ親同士のご縁を大切にしていきましょう」と、父として親しみのこもったメッセージを寄せられました。ご多忙の中でのご出席に、会場からは大きな拍手が起こり、和やかで温かい空気に包まれました。
続いて大野会長より、「子どもたちが笑顔で学べる環境を支えるために、まずは私たち大人が楽しく活動していきましょう」との力強い挨拶があり、参加者一人ひとりの心に深く響きました。

ご来賓と講演 ― 明治スピリットを感じて

明治大学より、鈴木哲也教授(法学部・学長室専門員)、連合父母会副会長の阿部千亜紀様、そして父母会連携事務室の成田智紀様をお迎えしました。
鈴木教授からは「明治大学の近況」と題して講演が行われ、教育環境の充実や新たな取り組みについて紹介されました。学生がより意欲的に学べるように進めている「100分授業」や、留学・副専攻プログラムの拡充、起業やスタートアップを支援する制度、新しい学部の構想など、大学の挑戦が次々と語られました。また、「山の上ホテル」継承の意義についても触れられ、単なる建物の保存ではなく、文化や知の拠点として未来へつないでいく明治大学の姿勢が紹介されました。最後に、駅伝での「紫紺の襷プロジェクト」への思いを熱く語られ、明治大学の「挑戦する心」を感じる講演に、会場からは大きな拍手が送られました。
阿部副会長からは、連合父母会の活動と理念について紹介があり、「父母会は、保護者同士が支え合う温かいコミュニティです」という言葉に、多くの方がうなずかれていました。

明治大学鈴木教授(左) 連合父母会阿部副会長(右)

各県活動報告 ― 個性あふれる発表と笑顔

静岡県の谷口芳仁会長は、会長就任の経緯や役員集めの苦労話をユーモアを交えて語り、「大野会長との友情を通じて他県とのつながりが深まった」と笑顔で報告。父母会の勧誘では135名にチラシを配り返事は3名のみだったが、「3名も来てくれた!」と前向きに喜ぶ姿勢に、会場は笑いと温かい拍手に包まれた。
山梨県の古屋はるみ会長からは、昨年度の中部三県協議会やラグビー観戦、新入生父母歓迎会、合宿応援など多彩な活動が紹介され、山梨県父母会の活発な様子が伝わってきました。
 ⾧野県の大野会⾧は、今年度の方針「子どもの不安を取り除ける場所づくり」「父母会を通じて仕事にもつながる関係づくり」「一生付き合える仲間づくり」という 3つの方針を示したほか、⾧野県内に合宿に訪れた明治大学の運動部への差し入れや応援活動の様子を紹介しました。また、会員同士を“ニックネームで呼び合う”というユニークな取り組みやクラウドを活用した引継ぎ・情報共有の効率化についての説明があり、参加者からは感嘆の声が上がりました。

(左)谷口会長 (中)古屋会長 (右)大野会長

閉会と記念撮影

最後は松倉顧問の挨拶で締めくくられ、全員で記念撮影。「来年は山梨で集いましょう」と声を掛け合い、絆の深まりを感じるひとときとなりました。