【千葉県東部地区】第15回明治大学シェイクスピアプロジェクト観劇会の開催報告
千葉県東部地区父母会では、11月10日(土)に明治大学駿河台キャンパスのアカデミーコモンのアカデミーホールで開催された「明治大学シェイスピアプロジェクト」観劇会を開催しました。今回の公演は『ヴェニスの商人』で、父母会役員を含め38名の千葉県東部地区のご父母の皆様にご参加いただきました。
明治大学シェイクスピアプロジェクトの第1回目は2004年に開催され、今回で15回目を迎えました。1回目の記念すべき公演は今回と同じ『ヴェニスの商人』でした。当時の監修は明治大学出身の俳優原田大二郎氏、音楽は宇崎竜童氏だったそうです。15年の時を経ての再演となりました。長年の明治大学シェイクスピアプロジェクトのファンはもとより、年々知名度が上がってきているため、今年は例年にない速さでチケットも完売になったそうです。
11月9日から11日の3日間で計5回の公演が行われ、観客動員数は過去最高となる4,583人だったそうです。観劇会当日も、正午からの公演のために、朝早くからたくさんのお客様が長い列を作り並ばれていました。
公演は1部、2部の間に15分の休憩を挟み2時間40分という長丁場でしたが、ストーリーの分かり易さと劇中のコミカルな演出で会場からドッと笑いが沸き起こる場面がたくさんあり、あっという間という感じでした。
登場人物も多く、どの場面も目が離せません。キャストは全員で29名、主役、脇役を問わず、皆さんがキラキラしていました。演者一人一人の台詞、身のこなし、息づかい、衣装もメイクも巧妙で、まるでその時代のその場所に会場全体がタイムスリップしたような空気でした。
15年前の第1回目の明治大学シェイクスピアプロジェクトではカンパニーメンバー(演者、スタッフ)は総勢30人程度だったのが、今では180人の大所帯となり、学生演劇の枠を超えた規模となりました。台本の翻訳、演出、舞台美術、照明、映像、音響、演奏、衣装作製、制作、宣伝とプロの指導を受けながら、全て明大生が1年間という時間をかけ作り上げてきました。舞台の上で演じるキャスト人数の5倍という裏方の力も結集し、それぞれの立場から様々な困難にぶち当たり、途中投げ出したくなることもあったかと察します。それでも一つのゴールに向かって学生さん達の努力と情熱が舞台の上に集結され、多くの大人達の心を引きつけるのだと感じました。
演者、スタッフの学生の皆様、ありがとうございました。
来年の演目は『ローマ二部作』第1部ジュリアス.シーザー第2部アントニーとクレオパトラだそうです!!
千葉県東部地区父母会では、今後も、スポーツ応援や文化活動鑑賞会を予定しています。当ホームページで開催案内をしますので、ぜひ、ご参加ください。
千葉県東部地区父母会の活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。