三淵嘉子ゆかりの地をめぐる小田原散策のご報告



神奈川県西部地区父母会では2025年3月16日(日)、NHK朝ドラ「虎に翼」で描かれた三淵嘉子が過ごした甘柑荘と小田原の文化と歴史をめぐる散策を開催しました。
箱根登山鉄道・箱根板橋駅に集合、総勢25名(一般会員8名 役員17名)の父母の皆様にご参加いただきました。
当日はあいにくの雨となりましたが、同行してくださったガイドの案内により箱根板橋駅からスタートし最初の目的地である小田原三大明神の一社である居神(いがみ)神社に向かいました。雨も気にならない程見応えがあり、そしてガイドのお話も盛りだくさんで飽きることのない散策となりました。
今回は甘柑荘のご厚意により、当父母会の貸し切りで見学をさせていただきました。三淵嘉子の義父の希望で建てられた甘柑荘はとても質素でありながら温かみがあり、名の由来となった柑橘植物があるお庭も趣がありました。




山縣有朋が所有していた近代日本庭園の傑作のひとつと言われる古稀庵を通り、松永記念館・老欅荘(ろうきょそう)へ向かう途中、箱根板橋の別邸文化を象徴する著名人たちが過ごした場所が多くあり保全されていて今に引き継がれています。


松永記念館・老欅荘には茶室がいくつかあり、現在もお茶会に使用されています。
箱根板橋は別邸文化と共に茶の湯文化も栄えていたそうです。
街を歩きながら当時のままの外観を残した蔵や内野醤油店にまつわるお話を聞きながらめぐることができました。さらに、この地には小田原用水が流れています。
戦国時代に北条氏が早川より引き入れたとされる小田原用水は日本最古の上水道と言われています。茶の湯文化の繁栄にも一役買っていたのではないでしょうか。
その小田原用水取り入れ口を箱根板橋散策の最終地点として、その後風祭に向かいました。箱根駅伝で選手たちが走る道を歩き小田原中継所になっている、風祭・鈴廣かまぼこの里に到着です。観光客でにぎわうお店やかまぼこ博物館なども見学をしました。鈴廣かまぼこの里で美味しいお料理にテーブルを囲み、和やかな雰囲気の中会話も自然と弾み、楽しい時間を過ごすことができました。また、今回の散策で父母会の活動に賛同いただき、新たに4名が役員になってくださいました。


今後も神奈川県西部地区父母会では様々なイベントを企画しており、役員の募集も随時行っています。
ご興味がある方は kanaseinew@gmail.comでご連絡をお待ちしております。
皆様のご参加をお待ちしております。
※神奈川西部地区は、神奈川県の下記の市町村です。
相模原市、大和市、綾瀬市、藤沢市、座間市、海老名市、寒川町、茅ヶ崎市、厚木市、伊勢原市、平塚市、愛川町、清川村、秦野市、中井町、大磯町、二宮町、松田町、大井町、開成町、小田原市、山北町、南足柄市、真鶴町、箱根町、湯河原町