「明治大学シェイクスピアプロジェクトMSP」第22回公演鑑賞報告

「明治大学シェイクスピアプロジェクトMSP」第22回公演鑑賞報告

11月8日(土)に、明治大学駿河台キャンパス・アカデミ-ホ-ルにて上演(11月7日〜9日 全5回公演)の、明治大学シェイクスピアプロジェクト(通称MSP)を埼玉県西部地区父母会役員で、鑑賞してきました。

今年度の第22回公演は『冬物語』です。このプロジェクトは、シェイクスピア作品の翻訳から、演出、役者、舞台美術、音響、照明、衣装作成、舞台音楽作曲、演奏、広報、会計、当日の運営まで、公演に関わる全てのプロセスを学生が行っています。

舞台は楽器隊による生演奏とともに幕を開けます。その瞬間、観客は物語の世界へと一気に引き込まれ、役者たちの繊細な表情や息遣い、張り詰めた緊張感が客席にまで伝わります。シチリア王レオンティーズの狂気的嫉妬に、怒りや悲しみを感じている自分がいました。照明、セット、衣装、そのどれもが学生の手によって生み出されたとは信じがたいほどの完成度を誇り、作品の世界を豊かに彩りました。シェイクスピアが描いた人間ドラマの深みと、学生たちの瑞々しい感性が出会う瞬間でした。

MSPは学生たちの情熱と創造力が一つになり、シェイクスピアの名作が新たな息吹を得てよみがえります。
ご父母の皆さん、明治大学が誇る若き表現者たちの挑戦を、次回どうぞ劇場でご体感ください。

作成:渡辺厚子運営委員

                        
今後の予定
・12月7日(日)関東大学ラグビー対抗戦明早戦(国立競技場)
・12月13日(土) 埼玉県東部地区・西部地区父母会交流会