【東京都北部地区】「関東大学ラグビー対抗戦 明治大学対早稲田大学戦応援」のご報告
12月4日、秩父宮ラグビー場にて伝統のラグビー関東大学対抗戦「明治大学vs早稲田大学」が行われました。東京都北部地区父母会も応援に行ってまいりました。
試合は前半から明治が優勢に試合を進め、再三早稲田陣内に深く入り込み、前半8分にフランカーの井上君が先制のトライ! また20分にはスタンドオフの堀米君がペナルティゴールを決め10-0とリードを広げます。しかし早稲田も反撃に転じ、前半は10-10のタイでの折り返しとなりました。
「早稲田が認定トライ!?」。後半に入り、目の前の信じられない光景に応援団は愕然となりました。なんと早稲田のスクラムが明治を押し込み、明治の反則を誘い、ついに認定トライを取られてしまったのです。ラグビー明早戦を観戦し始めて何十年と経ちますが、明治のフォワードが早稲田に押されて認定トライを取られたのは初めてです。「頑張れ明治のフォワード!!」
この応援の声で目が覚めたのか、後半16分、明治のフォワードが早稲田ゴール前で必死にボールをつなぎ、4年生で今回が明早戦初スタメンのフッカー佐藤君がゴール下に飛び込んでトライ!
さらに22分にも堀米君からの飛ばしパスを受けた主将の桶谷君が逆転のトライを決めます。「いいぞ 明治!」
しかし早稲田も負けてはいません。32分に再逆転のトライを決め24-22となりました。試合の残り時間が5分を切ると、早稲田はフォワード陣がボールを渡しては突っ込みを繰り返し、時間稼ぎに出てきます。私たち応援団は電光掲示板の時計で残り時間を見ながらイライラが募ります。しかし、残り時間1分を切ったところで、早稲田が反則を犯しました。
「ペナルティゴールを狙わないのか?」。早稲田が反則を犯したのは22メートルラインの内側。明治がペナルティゴールを決めれば3点が入り25-24の逆転勝利です。しかし、ここで明治はあくまでもトライを狙ってクイックスタート。早稲田ゴールライン前にフォワードが密集し、早稲田を追い詰めます。スタンドからは「明治!明治!」の大歓声。「フォワード、行けぇ~」。ボルテージは最高潮となりました。
しかし、トライを奪うことは出来ず、ノーサイドの無情な笛の音が響きました。
「あのときペナルティゴールを狙っていたら」というのは結果論。あくまでもトライを取るために愚直なまでに「前へ」進むのが明治ラグビーの真髄です。
試合に敗れはしましたが、最後まで明治らしさを前面に出してくれた明早戦となりました。
「来年は勝つぞ!」
(末永 記)