【香川県】四国地区協議会のご報告
少しずつ日暮れの時期が早くなり、秋の気配を感じる季節になりました。
小雨がぱらつくあいにくの空模様ではありましたが、令和元年8月31日、高知市文化プラザかるぽーとに於いて明治大学父母会四国地区協議会が開催され、香川県からは6名の役員が参加しました。
青野覚副学長の講演
青野覚副学長から、明治大学の歴史や未来への展望についてお話がありました。
明治大学は、明治14年に岸本辰雄先生、宮城浩蔵先生、矢代操先生によって明治法律学校として創立されたそうです。
男性ばかりが司法の勉学に励む中、女性が司法試験を受けられる取り組みをいち早く実践したのも明治大学とのことでした。
今日の法曹の重鎮の中にも男性女性問わず、多くの先輩方がご活躍されているそうです。また、現在行っている明治大学の改革、例えば1コマを90分から100分に拡大するなど総合的教育の改革や国際化の推進、就職活動についてなど本当に多岐にわたってご教授くださいました。
青野副学長は法学部の教授ということもあり、明治大学という大きい枠組みの中だけでなく、法学部についても興味深いお話がふんだんに盛り込まれていて、お聞きしていてとても面白かったです。
そして、最後に副学長がおっしゃっていた言葉がとても印象的でした。学生が就職活動を終え、無事に就職が決まった時によく耳にするのが親に向けての感謝だそうです。
「大学に行かせてくれてありがとう。」 青野先生、良い話をありがとうございました。
次に連合父母会副会長の小林めぐみ様より、2019年度の取り組みについてお話がありました。
まず、父母会の役割の説明があり、活躍する学生には応援を、経済的に困っている学生には支援をする具体例(本棚募金)の取り組み方や、父母会予算の内訳、連合父母会執行部の主な活動予定、今後の課題も含めてわかりやすくご説明くださいました。
続いて、明治大学から父母会連携事務室の比嘉祥太郎様より、8月以降の連合父母会会議や各地区父母会協議会、海外父母会懇談会等の日程や活動内容の説明がありました。
また、来年行われる卒業式について、令和2年3月23日(月)両国国技館に於いて、とのご報告がありました。
毎年武道館だそうですが、来年はオリンピックもあり、場所が両国国技館になるそうです。
最後に四国それぞれの父母会会長から、今年度の活動計画が発表され、意見交換が行われました。連合父母会副会長の小林様からお話があった、本棚募金にも積極的に取り組もうとの意思確認も行い、四国地区協議会は無事終了しました。
夜の懇親会は「堀川」という風情漂うお店で行われました。
さすが、高知!と思わず感嘆の声があがるような店構えで、美味しいお酒や新鮮な皿鉢料理に舌鼓を打ちながら、会話も弾み、とても楽しい夜を過ごすことが出来ました。
高知の役員の方に教えて頂いたのですが、高知県の郷土料理である皿鉢料理は、有田や九谷等の大皿に刺身や寿司、そして海や山の季節の旬を盛り込み、一品食べるごとに大皿の絵が見え、目でも舌でも楽しめるのだそうです。高知県って素晴らしいですね。
豪華 皿鉢料理
翌日は高知の役員の皆さまのご厚意により、土佐れいほく博「見どころ紹介ツアー」と題した、モンベルアウトドアヴィレッジ本山や早明浦ダムを案内して頂きました。
また、昼食には高知絶賛「あかうし」のバーベキューを堪能させていただきました。
高知県産「あかうし」
モンベルアウトドアヴィレッジ本山は今年7月7日にオープンしたばかりでラフティングやカヤック、キャンプなど大自然の中で大いに楽しむことができる施設だそうです。
またコテージやレストランも完備されていてアウトドアを満喫できそうです。土佐れいほく博は今年の12月25日までやっているそうですので、ご興味のある方はぜひお出かけください。
きっとよい体験ができると思います。
早明浦ダムの見学では、独立行政法人水質源機構の今(こん)秀樹様の案内で普段立ち入ることが出来ないダムの内部を見せて頂きました。
今様のお話では、早明浦ダムを造ったことにより沢山の方が自分の土地を譲ったそうです。その数、380世帯以上にも上るそうです。
水の少ない香川県では多くの県民が渇水により断水を経験しているので、早明浦ダムの大切さは十分に理解して日々生活をしていると思います。
しかし、蛇口をひねると当たり前のように水が出る日常が、どれほどありがたいかということを、改めて考え、感謝する良い機会になりました。
今回の四国地区協議会、そして翌日の観光は本当に密度の濃い2日間でした。
高知県の役員の皆さまによる「おもてなし」の温かいお気持ちに感謝いたします。
ありがとうございました。